先週金曜日の雇用統計の前の為替相場は、ドル円は83円台のミドルで、ユーロドルは1.32台のやや後半。これでも先週の1週間のなかではドル安の水準であり、そこでの結果発表となった。
私は数字が悪いほうがインパクトは大きいと読んでいたので、悪い方向、すなわちドル売りのほうで相場に臨みたかったのだが、ついに直前にいたってもドルストレートには手が出なかった。ユーロドルを買うか、ドル円を売ればよいのだが、どうも突っ込みになってしまうようで、怖さが抜けきらない。
その理由の最大のものとしては、米国株の復調である。3日続落の後、急回復している。水曜日から悪い指標にさらされているのに、結局は朝までには株価は戻ってきたり、それにつれてドル安も値幅を縮めることにつながっているからだ。材料の割りにはそれほどもドル安が進んでいない。そういう相場つきであれば、逆らっても仕方がないと思ったりもするのだった。
実際に雇用統計は、事前予想をはるかに下回る結果であったが、米国株は値下がりはしたものの、バーナンキ議長のテレビ出演の内容が報道されたこともあるのだろうが、やはりとにかく買いたくて、買いたくてしかたがないのだろう。
最終的には大きく切り返してのクローズとなった。素直にドル売りには参戦できなかったが、それでも為替相場はドルの全面安で引けた。ドル円は82円台のミドルで、ユーロドルは1.34台に乗せこんでの終了。ううん、なんとなくリズムがうまく取れない感じがして、苦しい思いをしている(寂)。
今日のアジア時間は多少のコレクションで、ドルの買い戻しが入ったが、欧州時間になると再びドル売り圧力が高まっている。今晩はアメリカのイベントがまったくないため、参考になるのは米国株しかない。金曜日の雇用統計の前には、前日の高値の少し内側となる111.15でショートの注文を出していたが、出来なかった。本日になってアジア時間で110円台後半で、少しユーロ円を売って(ロスカット@111.10)みたりもしている。
とはいっても値幅は狭いだろうから、基本的に動きづらいのは変わらない。やはりドル売り体制で臨まないといけないと思うのだが、株価の下げが確認できて、それで見直しの売りと言う感じになるまでは安易にドルショートに振り向けにくい。また米国株の様子をうかがうべく、夜までのんびり待つしかなさそう。
日本時間 19時00分
とはいっても値幅は狭いだろうから、基本的に動きづらいのは変わらない。やはりドル売り体制で臨まないといけないと思うのだが、株価の下げが確認できて、それで見直しの売りと言う感じになるまでは安易にドルショートに振り向けにくい。また米国株の様子をうかがうべく、夜までのんびり待つしかなさそう。
日本時間 19時00分
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