フランスの内政混乱を反映してフランス株が下げるとともに、信用力の表れである長期債のスプレッドが拡大している。比較される対象はドイツ国債である。独仏スプレッドが拡がっているのだ。これが狭まらない限りは…

 日銀は金融政策の正常化の一環として、毎月の国債の購入額の減額を示した。しかし今回の会合で減額が実施されると見込まれていたのに、実際の減額実施は次回7月からだと言うことに決まった。これがややハト派的に…

 前日のCPIに続いて、昨日のPPIも結果は低めに出た。しかし市場の期待が利下げに傾き過ぎているので、実際のドル金利の低下がそれほどでもなかった。すでにそちら向きにポジションが大きく傾いているからであろう。…

 CPIは低めの数字が出た。これに対してマーケットは素直に反応して、ドル金利は低下した。やっと期待していた通りの数字が出てきたと言うところなのだろう。そしてドル相場も軟化し、ドル円は157円台から一気に155…

 昨日のマーケットも様子見が強かった。ドル円、ユーロドルともに最近のコアレンジを割ってくることはなかった。依然としてドル買い姿勢が強いものの、誰も買っていないような高いレベルのドルを買うならば、やはり…

 欧州議会の選挙で右翼系の躍進が目立った。とくにフランスでの議席増が顕著であり、マクロン大統領は国民議会の改選を決定した。これによって自分の求心力を高めようとする狙いだが、最悪でもレームダック化を避け…

 雇用統計は事前の予想よりも良かった。就業者数が18庵から20万人の増加が見込まれていたのに、27万人もの増加となった。たとえ移民増加の効果はあるとはいえ、大幅な増加量だといわざるをえない。しかも平均時給も…

 ECBは予想通りに25ベーシスの利下げを決定した。これはあまりにも織り込み済みのことだったので、金融政策の変更という割にはマーケットに取ってはノーインパクトだった。肝心のユーロドルも50ポイントも動かない…

 昨日の東京時間ではドル円の復調が顕著であった。早朝のセッションでドル円は早々に154円台から脱し、その後は様子見を繰り返しながらも、155円台の後半まで進んでいる。その前日にはドル金利の低下の材料が並んだ…

 先週の後半からドル金利の低下が顕著になってきている。10年ものの利回りも30ベーシスポイントほども下がってきて、4.3％台で推移している。しかし考えようによっては10年で30ベーシスである。とても年内利下げの…