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• 2025年03月18日(火)23時00分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】FOMCを睨む、地政学的リスクは存続、米ロ首脳協議に注目

  ■注目ポイント
  ・米・2月住宅着工件数：150.1万戸（予想138.5万戸、1月135万戸←136.6万戸）
  ・米・2月住宅建設許可件数：145.6万戸（予想：145.3万戸、8月：147.3万戸）
  ・米・2月輸入物価指数：前月比＋0.4％（予想0％、1月＋0.4％←＋0.3％）
  ・米・3月ニューヨーク連銀サービス業活動：－19.3（2月－10.5）
  ・カナダ・2月消費者物価指数：前年比＋2.6％（予想：+2.2％、1月：+1.9％）
  ・米・2月鉱工業生産指数：前月比＋0.7％（予想＋0.2％、1月＋0.3％←＋0.5％）
  ・米・2月設備稼働率：78.2％（予想：77.8％、1月：77.7％←77.8％）
  ・米・連邦公開市場委員会(FOMC)(19日まで)
  ・トランプ米大統領、露大統領とウクライナ停戦を巡り協議
  ・イスラエル、ハマス停戦終了

  18日のNY外為市場では連邦公開市場委員会（FOMC）を睨む展開となる。また、トランプ米大統領は露大統領とウクライナ停戦を巡り協議をする。資産分割を提案する可能性を示唆。ただ、ロシアが容易に米国提案の停戦案を受け入れるとは考えにくい。さらに、イスラエルとハマスの停戦は終了。地政学的リスクは存続し、懸念材料となる。

  連邦準備制度理事会（FRB）は今回の会合で政策金利を据え置くことがほぼ確実視されている。トランプ政権は4月2日から相互的関税発動を宣言しているが、それまでは各国との交渉を重ねる見通し。関税やその経済、インフレへの影響を見極める必要があるため、当面政策を据え置く方針を再表明する可能性が強い。パウエル議長や高官は講演で、たびたび現在のFRBの金融政策が正しい位置にあり、リスクや不透明性に対処可能としている。

  米2月住宅着工件数は前月比＋11.2％の150.1万戸と、1月135万戸から予想以上に増加し、悪天候により落ち込んだ1月から回復した。米2月輸入物価指数は前月比＋0.4％と、1月と同水準の伸び。輸出価格は前月比＋0.1％と、減少予想に反し、予想外にプラス圏を維持した。関税の影響が懸念されている。同時に、米3月ニューヨーク連銀サービス業活動は－19.3と、2月－10.5からさらに低下し、6か月連続のマイナスで、消費鈍化が成長を抑制するとの懸念がくすぶる。ドルも引き続き方向感を探る展開が予想される。

  日銀は本日から19日に開催する金融政策決定会合で、1月会合の利上げの影響を点検する段階で、政策金利を0.5％で据え置く公算と見られている。植田総裁は不確実性が高いことを主張し、今後も経済・物価が想定通りに推移すれば徐々に利上げを進めていく方針を繰り返すと見られている。

  ・ドル・円、200日移動平均水準151円98銭。

  ・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.0724ドル。

  ・ドル・円149円70銭、ユーロ・ドル1.0920ドル、ユーロ・円163円40銭、ポンド・ドル1.2970ドル、ドル・スイス0.8795フランで寄り付いた。

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