昨日は日本の連休の最終日。翌日の日本勢の動向も気になるところである。アジア時間からドル円とユーロ円が安い。ただしドル円は80円台をやってはいるが、その先の79円台に突っ込んだ後の挙動には、注意を要するところである。
私はというと、ドル円のショートを抱えていたので、81.20でロスカット注文を置いたままだった。とりあえずドル円の下攻めはウエルカム。為替介入はありえないだろうが、安値警戒感からのショートカバーだけが何よりも怖い。
イギリスとEUの金利会合を前にして様子見が続いていた欧州市場だったが、動きだしたのはドイツの製造業の経済データが発表されてからである。それほども重要な指標ではないのが、何分にも悪すぎた。
プラス予想だったところがマイナスの4.0%だった。特に今週は経済指標に悪いものが目立ったので、マーケットも悪材料には敏感になっている。ここのステージでのユーロ売りが、この後の相場をリードしたとも言える。
ユーロドルの下落はユーロ円やユーロポンドといったユーロクロスの売りも誘い、リスク回避への圧力が強まっていった。クロス円の売りに押されてドル円も80円の大台をついに割り込んでしまう。私はこの瞬間に売り増しをしたが、10ポイントも跳ねかえればすべて買い戻すつもりだった。
野田財務大臣が「ドル円がゆるいのは日本の相場がおやすみのため」といったような間抜けな発言をしていた(笑)。BOE(英中銀)ECB(欧州中銀)の金融政策には変更なしで、これはまったくの予想通り。市場の期待はトリシェの会見に向かっている。はたして6月利上げを示唆するのかどうかである。
トリシェ総裁の発言で注目されたインフレ懸念については、前回の利上げのときに理由にされた「重要な警戒」という文言が出てこなかった。これで為替相場は一気にユーロ売りに傾いて、そのほかのものも引きずった。ユーロ円は118円台まで落ち込んでいたものが、さらに一段安して117円台の前半にまで突っ込んだ。
そういえば4月の中旬にユーロ円が大きく落ち込んだときも、ユーロ円の押し目は116.50くらいだった。そこが絶好のユーロ円の拾い場であったことを思い出したのである。ドル円のショートではあるが、ユーロ円の116.50をサポートとして考える必要があると思った。ユーロ円がそのレベルを下抜いてくれば、ドル円のショートはキープ。もしそのあたりでマゴマゴするようならば、全部の買い戻しである。
ニューヨーク時間になるとドル円が戻り出して80円台に逆戻り。あ~、やめようかなと思うのだが、ユーロ円が116円台のミドルにまで下がってきたので、気を取りなしてもうちょっと我慢。しかしついにはユーロ円も117円台までもどりかけてきたので、当初の予定通りドル円を買い戻した。80.00あたりですべてを買い戻すことはできたが、最後の売り増しが余計だったことになる…。しかし、リスクを取って行動する以上は仕方がないことだ。
いよいよ今晩は雇用統計である。就業者数は18万から20万人の増加が見込まれているが、もう少し弱い数字になっても驚かないというのがマーケットのコンセンサスになりつつある。まあ15万人を下回ってこなければ、悪いという評価にはならないだろう。反対に20万任を超えてきたときはサプライズトいうことになって、たまっているドル円やユーロ円のショートをあぶり出しにいきそうだ。
日本時間 19時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)