ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

バーナンキ発言で急速に心理悪化、
今晩のベージュブックが重要に!

2011年06月08日(水)18:34公開 (2011年06月08日(水)18:34更新)
持田有紀子

34年ぶり! 史上最高値を更新した「日経平均」もレバレッジをかけて取引できるCFD口座をチェック!

 今週のECB会合における利上げ観測が台頭してきた。昨日のアジア時間においてユーロドルは1.45台の中盤から切り返し、1.46台へ逆戻り。グローベックスのなかでの米国株も大きく上昇していたので、リスクテーク気味のクロス円の買いがユーロを押し上げた一面もあった。ユーロドルはそのまま欧州時間に入っても堅調。1.47台に迫る勢いとなった。

 私としては依然として米国株は今年のレンジの安い方のゾーンでプレイしているので、景気に対してはベアである。それでクロス円対しても、あまり大きな上昇を考えてはいない。途中でユーロドルをスモールだけ打っては見たものの、フェイバーになるのは5-10ポイント程で、すぐに上がってしまうの繰り返し。2回くらい損切りがついたところで、早々に寝てしまうことにした。

 東京が朝も明るくなってくるくらいに起きた私は、4時ころだったろうか、PCの画面を見ても大して状況が変わっていないことに気付いた。米国株は夕方に上がりきったようなレベルで揉んでいるし、ユーロドルも1.46台の後半で高値張り付きしている。ニューヨーククローズまであと1時間くらいだ。

 モーニングコーヒーを飲みながら、今日は米国株が高値引けしてしまいそうだなあ、と感じていた矢先に、あのバーナンキ発言となった。雇用状態が良くないことを認め、景気回復のペースが思っていたよりも遅いこと、しかるに金融緩和も今のままで継続すべきであること。こうした国内景気に対する悲観的な見かたは、最近の経済指標の悪さを裏付けるものだが、バーナンキ議長がそれを追認した効果は大きかった。

 米国株の終了間際であったこともあり、マーケットは混乱した。米国株が反転し、急落に向かうと言っても時間がない。米国株は確かにすべての上げ分を吐き出して、安値圏での終了となったが、とても売り切れているものとは思えない。私は早朝でもあるに関わらず、ユーロ円を売りこんでみることにした。

 当然のことだが、リスク回避の動きになる事を期待して。@117.54だった。ニューヨーク時間でも118円台は見ていない。そこでとりあえず@117.90でロスカットの注文を出しておいて、様子見だ。ドル円がクリアに80円を割れて来たら、ユーロ円を売り増すつもりだった。

 結局、東京市場が始まるまではドル円もユーロ円も下方向に突っ込むことはなく、ショートカバーが優勢。10時を過ぎた頃にようやくドル円が軟化。79.75まで攻めたが、全員が意識する5月安値である79.54には達しなかった。

 私もその5月安値付近での走り具合に注目していたので、届かないと見た瞬間にドル円を買い戻して、ポジションはユーロドルのショートに変化した。ドル円は79.90だったので、合成的なユーロドルのショートポジションのコストは1.4710という、世の中にないレートになってしまった(笑)。

 今晩は、夜中のベージュブックが大きな材料だ。アメリカの金融当局が出口戦略に向かいのかどうか。しかし昨日のバーナンキ発言で、利上げに関する議論は当面はすべて封じられた感じである。

 そうなってくると最大の注目は米国株の動向にかかってくる。まだ消化しきれていないであろうバーナンキ発言。これによって米国株がもうひと押しするようであれば、もう一度ドル円を売って、シンセティックなユーロ円ショートにして攻めるつもり。

日本時間 18時30分

 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
田向宏行 キャンペーンおすすめ10 CFD口座おすすめ比較
田向宏行 キャンペーンおすすめ10 CFD口座おすすめ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る