週明けの昨日の市場では、EUサミットの合意事項がどのように受け止められるかが焦点だった。金曜日のニューヨーククローズの段階で見る限りでは、株高で原油高だったので、形式的には思い切りリスクテークで終わっていたからだ。
それでマーケットも欧州の信用不安には一服感を持てるのかとも思われたが、やはりイギリス抜きの強引な合意の取り決めではマーケットは満足しなったようである。朝からユーロドルも1.34台を見ることなく、なんとなくズルズルと下がっていくのが、何とも不安心理を増大させた。
欧州時間になるとリスク回避の動きが鮮明になりはじめた。まずはグローベックスで米国株が崩れはじめる。そうなると全員が不安になってくるものと見えて、クロス円も下落。ユーロドルやポンドドルなどもカバーベースで値段が切り下がらざるをえない。
ここ数日はユーロドルの1.32台突入は見れたが、必ず切り返していたので、1.32台の後半はちょっとした強固なサポートをなしていた。しかしロンドン勢の投げ売りらしき売りものが出てくると、あっという間に1.32台のミドルまで急落。ほとんど値を戻さずに、このままニューヨーク勢の参入となった。
そもそもイギリスの態度も今後は問題になると思われるので、ポンドの行方も気になるところだ。ユーロ売りのポンド買いが進めば、そのままユーロポンドの急落にもつながる。実際に予期されていた通り、欧州時間ではユーロポンドは売られ続け、0.8550あたりから100ポイント級の下落を演じ、ユーロの下げの一因にもなった。ユーロ円が102円台に突入したのは明らかに株安によるリスク回避のため。どちらにしてもユーロは全面安の様相を呈して、材料のない中での安値模索となっていった。
私はアジア時間の後半にユーロドルが1.3330を下回ってきたあたりから手を出し、1.3280を下回ってきてからさらに売り増した。それはちょうどユーロポンドが0.8500を割り込んできて、ユーロ売りのストップが飛び出すタイミングと同じだった。ポジションは膨らむので慎重に行かねばならないが、今回は1.3266で売ったにしても、あまり恐怖感はなかった。
なぜなら外部環境が先を行っていたからだ。米国株の下げは顕著なものとなり、しかもリスク資産の代表でもあるゴールドが久しぶりに1700ドル台を割り込んできていた。これらが復活しない限り、ユーロの反発もないだろう。しかもユーロポンドはなおも下攻めを続けている。
当面の目標は10月安値の1.3144ということになるが、11月はいちども1.3200を割り込んでいない。だから1.3200近辺では利食いの買い戻し注文が並んでいると同時に、抜けたら比較的に大きな売りのストップ注文もプレースされていることが予想される。そのレベルまでいったら要注意だ。
私は寝る前までに1.3200割れを攻めなかったら、買い戻してから寝ようと思った。しかし0時を回っても1.3220くらいでやっている。いちばん神経質なレベルだというのに。結局、私は買い戻して寝てしまうことにしたが、夜中に1.31台に突入していたのには、ちょっと悲しかった。
今晩もマーケットの状況に変わりはないだろう。今夜も機械的なユーロ売りが出てくるであろうし、安値は1.3144を目指すことになる。私としては戻り売りを待ちたいところである。できれば、私の買い戻した1.3218よりも上で売り直したいものだが、自分の都合を中心に相場の展開を都合よく考えてはいけない。
逆にいえばいちばん手を出しやすいのは1.3144が下ブレークするときだが、アメリカの経済指標がたくさん出るので、そのタイミングで為替相場が動き出せば、ひと勝負できそうである。1.3200あたりで動かなくなるのが、いちばん面白くないが、今のところは1.31台ミドルから1.32台ちょこっと越えるまでの狭いレンジで推移しているのみだ。
日本時間 18時30分
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