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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

ドラギ総裁の「Believe me」は本当か?
ユーロの行方はECB理事会の発言次第!

2012年08月02日(木)18:33公開 (2012年08月02日(木)18:33更新)
西原宏一

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■ドラギ総裁の発言でユーロ/米ドルは1.2390ドルまで急騰

 みなさん、こんにちは。

前回のコラムでユーロ反発の可能性をご紹介しましたが、その当日、ユーロ/米ドルが急反発

【参考記事】
QE3観測で上値の重い米ドル/円だが、76円台に入れば実弾介入の可能性高まる(7月26日、西原宏一)

 きっかけは、ドラギ総裁の下記のコメント。

「Believe me. It will be enough. Do whatever it takes to preserve the euro」(信じてくれ。十分な対応となる。ユーロを守るためにはできうることはすべてする)

 この発言により、7月26日(木)のユーロ/米ドルは一気に1.2390ドルまで急騰

 しかし、ユーロの反発時には中長期プレイヤーから断続的なユーロ売りが持ち込まれ、1週間経った8月2日(木)時点でも、1.2390ドルの高値を更新することなく反落しています。

ユーロ/米ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足

 一方、ドラギ総裁のコメントは株高を誘因し、リスクアセットの豪ドルが上昇。

 結果、ユーロ/英ポンドやユーロ/円の反発を横目に、ユーロ/豪ドルは8月2日(木)時点でも1.16ドル台後半とユーロ安値圏で推移しており、他のユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)と比較しても、ユーロ/豪ドルの上値は依然として限定的に推移しています。

ユーロ/豪ドル 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/豪ドル 4時間足

■SNBのユーロ売りがウワサされ、ユーロの上値は重たい

 ユーロの上値を抑えている要因の1つが7月31日(火)に発表されたSNB(スイス国立銀行[スイスの中央銀行])の外貨準備に関するレポートです。

 ユーロクロスが続落する中、唯一下落が停止しているのがユーロ/スイスフラン

 もう何カ月にも渡って1.2010フラン近辺で膠着している要因は、SNBの介入にあります。

 SNBは1.2000フランを死守するために、ユーロ/スイスフランの介入(ユーロ買い・スイスフラン売り)を長期間に渡って行っていると観測されます。

ユーロ/スイスフラン 日足

(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/スイスフラン 日足

 そのため、外貨準備に占めるユーロの比率が上昇しました。

 その膨れ上がったユーロのリスクを避けるため、SNBはそのユーロを豪ドルや、円、そしてデンマーククローナなどに分散している模様。

 そのため、ECB(欧州中央銀行)総裁のコメントにも関わらず、ユーロ/米ドル、ユーロクロスの上昇は緩慢。

 確かに7月20日(金)にユーロ/米ドルが急落した際、マーケットではSNBがユーロ/米ドルを売っているというウワサが流れ、ユーロ/米ドルの下落を加速させた要因となっています。

 そのため、本日8月2日(木)も仮にユーロ/米ドルが1.2400ドルに接近すれば、SNBがユーロ米/ドルを売ってくるのではないかとのウワサもマーケットに流れており、SNBの動向にも注目が集まっています。

 ともあれ…


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