ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

みなが待ちに待ったECB理事会
さてユーロはレンジブレークなるか

2012年09月06日(木)17:12公開 (2012年09月06日(木)17:12更新)
持田有紀子

ザイFX限定!口座開設&取引で最大10000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

 昨日の欧州市場では、ユーロは売り圧力が高まって始まった。ユーロドルは1.25台の前半で、ユーロクロスもやや重い。ここ1週間で出たユーロ買いのポジションのアンワインドが出ている模様だ。ユーロドルは1.26台が重いということを確認した後なので、次は下げたらどこまでかが問題である。

 市場の材料は少ない一日だったので、余計にポジションの偏りで動いてしまいやすくなり、したがってテクニカルポイントが重要性を増してくる。さしあたっては、1.2588の戻り高値をやった後の最大の押し目である1.2465がターゲットとなろう。

 しかし見かたを変えれば、ユーロドルは1.2465から1.2637までのレンジ相場であるだけなのかもしれない。それは時間をかけて事後的に確認していくしかないのだが、とりあえずは目の前で安値攻めをやっている。私もスモールではあるが、ユーロショートで参戦していた。

 一瞬だけ1.24台に突っ込んだようにも見えたが、すぐに反発し、やはり1.24台は買い場なのかと思わされてしまう。しばらくは1.2520アンダーでやっていたので、私としても動くことはあえてせず、ここから動くアナザー10ポイントのほうに注目することにした。もう一度、下げをトライするのか。それとも政策期待などでユーロ買いに転じるのか。

 しかしすぐに答えは出て、あっと言う間に1.2540あたりにジャンプアップ。特に何もニュースは出ていないようだが、やはり木曜日の政策期待だけが強そうだ。あまり大きくもないポジションだったが、とりあえず半分買い戻しして、残りは1.2600で損切るつもりだった。

 21時を回ったあたりでECB筋からの報道ということで、債券買い取りには金額の制限を設けないということや、供給したユーロに関しては不胎化するということが出回った。内容としては当たり前のことなのだが、いかにも「無制限」という文言のほうに過度に反応したようだ。ユーロは急速に買い戻され、ユーロドルも1.25台の後半まで来てしまった。

 これも材料なのだから、もうストップ注文がダンになるのは覚悟している。やや時間はかかったが、やはり1.26台乗せするまではユーロ買いはやまず、いよいよ8月後半からの戻し高値を狙う位置につけてきた。

 ユーロは全面高となっており、ユーロ円やユーロポンドが上昇したのは言うまでもなく、ユーロスイスまでちょっと上昇。1.2000の手前で動かなかったのに、ユーロスイスまで?という感じである。一部にはSNB(スイス中銀)が買っているのではという観測も出ていたようだが、SNBが押し上げ介入をしたのならば、40-50ポイントではおさまらないだろう。素直なユーロ買いになっているだけのようだ。

 しかし昨日のユーロドルの上昇でも、上値のレジスタンスは越えられなかった。先週の木曜日の1.2637や火曜日の1.2626など。あと一歩だけが届かない。ここまで100ポイント以上も上がってきたのに、残りの数ポイントが上がりきれないでいる。相当に強力な抵抗ラインとなっているのだろうか。これを確かめるためには教科書的にやることは同じであって、1.2640で買い戻しのストップ注文を置いて、1.26台のどこかでユーロ売りをするだけである。

 今晩はいよいよECB(欧州中銀)理事会だが、テクニカルポイントに敬意を表してユーロ売りに出てみようと思う。私自身、ちょっとユーロブルになりかけているのも事実だ。しかしここでユーロをショートにしておかなければチャートを見ている意味がない。そういうわけで欧州序盤から売り場探しとなるのだが、目の前で為替レートを見ていると、とても下がりそうにも見えない。

 何が起ころうとも材料を無視するのがテクニカル分析の骨頂だが、それでも売りづらいのは確かだ。21時半からのドラギ総裁の会見からはユーロの動きがはっきりするだろう。もしも上サイドを突破したら、ユーロの上昇はしばらく続くことになるかもしれない。

日本時間 17時00分
 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング
メキシコペソ比較 CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る