ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原宏一_メルマガ取材記事
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロ円ひと月ぶりに100円台へ
リスクオフ続きそうだが米国は祝日

2012年11月12日(月)17:40公開 (2012年11月12日(月)17:40更新)
持田有紀子

ザイFX限定!口座開設&取引で最大10000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

 金曜日のアジア時間、にわかなショートカバーを演じたユーロドル。1.27台の後半まで上昇したのには、私としてもちょっと驚きだった。1.2750あたりをトップに頭を押さえつけられると思っていたからだ。自分にとっては想定外のことだったので、ちょっと手が出なかった。

 しかしドル円、ユーロ円、ユーロドルなど主要な通貨ペアに対しては、私はすべてベアなので何かを売っておきたいものだと思っていた。そうしたらドル円が79.30を割り込んできた。どうせさらなる急速な下げということにはならないだろうと思いながらも、ついつい79.28で売ってしまった(笑)。

 そしてドル円は前日の安値をも下回ってきたのに、ぜんぜん下向きに走らない。予想されたことではあったが、こうなるとポジションを持っているだけでも苦しい。横ではユーロドルがどんどん下げている。ああ素直にクロス円だけにしておけばよかったか。どうやらEU関係者の話として、12日の財務相会合だけではギリシャ支援の具体策はまとまらないだろうとのことが出てきた。

 そういうネガティブなトピックに対してユーロが素直に反応しているようだ。ドル円が重く見えるのも、ユーロ円がリスク回避で売られているからだろう。ユーロ円も100円台に突入している。ドル円をやっている場合ではないと思い直し、ほぼ同値で買い戻した。

 ユーロ円かユーロドルを売らなくてはと思いながらも、すでにユーロドルは1.2700をも割りそうな水準であり、どうせ売るならば割れてからの方がよいだろうということで、1.2697で売りのストップ注文を置いておいた。ギリシャの副首相が「現金の準備がもうない」というようなことを言ったらしく、市場はますますリスク回避に向かった。

 米国株は8月上旬の水準まで急落し、これで緩和期待で株価上昇を演じたサマーラリーの分はすべて吐き出したことになる。私のユーロのストップメーキングもダンになって、ちょっと下値模索。ユーロドルは1.2690まで行ったが、そのあとは1.2700をはさんでの一進一退となった。走らない。私もロスカット体制に入らないといけないかもしれない~。

 ニューヨークの現物株が始まるまでに米国株はやや値を戻してきた。すでに安値圏を脱している。これではリスク回避に励んだ分のショートカバーが起こるのは必至だ。私はやむなく1.2710で買い戻して、米国株の動向をうかがうことにした。やはり米国株は堅調な値動きを示し、ユーロ円もユーロドルも下値押しはやめてしまった。

 それでも私は大統領選の後の流れは本質的に変わってはいないと思っているので、どこかでユーロ売りに取り組まないといけないと考えている。これはデイトレーダーの弱いところで、自分のビューがかなり明確にあっても、目先の値動きには逆らえない。

 その後はオバマ大統領の演説を期待しての大きなリスクテーク、つまりショートカバーなのだが、反動があって米国株は上昇。ドル円が79円台のミドルまで戻してくる過程でクロス円もやや回復。しかし演説の内容が従来と同じで、拒否権の行使も辞さないといた姿勢に変わりはなかったので、財政の崖問題は長期化しそうだとの見方から、再びリスクオフになってニューヨーククローズを迎えた。

 今週もリスクオフの流れに変わりはないだろう。週の前半にEUの財務相会合があるので、欧州の信用不安が高まることもありうる。ギリシャ支援の第3弾で明確に具体策が出てこないとなると、ユーロにとってもかなり厳しい局面を迎えることになりそうだ。ここ2カ月間のユーロの上昇で、かなりのユーロロングのポジションもたまっていそうだ。

 しかしアジア時間では小動きで、あまり方向感が出なかった。海外市場頼みだが、今晩は米国市場が休み。でも株式市場はやっているので、リスクの方向性は問われそうだ。それでも大きな変動は期待できないのかもしれない。EUの財務相会合ではギリシャ支援の決定がなされないものとなっているのも、すでにマーケットのコンセンサスになっているので、サプライズにはならない。


日本時間 17時30分


 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

■持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」の関連記事

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

人気の1000通貨自動売買『iサイクル注文』

外為オンライン

当サイトからの口座申込者限定!条件達成で特別に3000円プレゼント!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング トレーディングビュー記事 キャンペーンおすすめ10
トルコリラスワップポイントランキング トレーディングビュー記事 キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る