みなさん、こんにちは、葉那子です。
引き続き、今回も女性専業トレーダー春香さんのご紹介です。

【参考記事】
●23歳の専業トレーダー・春香さん(1)「3日で強制ロスカット」から成功へ
●23歳の専業トレーダー・春香さん(2)1年で資産を200倍に増やした手法とは?
前回は春香さんのメイン手法である「乖離ライナー」を使用したトレード手法についてご紹介しましたが、相場に合わせてインディケーターのパラメーターを調整したり、値動きの勢いでエントリーのタイミングを計ったりするというお話でした。
テクニカルトレーダーでも、やはり最終的にはテクニカル以外の経験を活かした裁量の部分が必要のようです。
■勝てるトレーダーになるのに要した時間は約1年
相場はそう甘くない?と思いきや、最初の1年こそ収支は上下していたそうですが、コンスタントに勝てるトレーダーになるまでに春香さんが要した期間は約1年。
私はデモ期間を入れるとFXを始めて2年が経ちますが、まだまだ専業になれるほど自分のトレードスタイルは確立していないということを考えると、1年というのはかなり早い!という印象です。
もちろんご本人曰く、この1年間はとにかくFXのことだけを考え、1日何時間も、ヘタしたら1週間外出しないくら集中してチャートの研究をしたほど濃い1年だったそうです。
そんな驚異的な集中力で、短期間のうちにトレードスキルを磨いていった春香さんですが、特にこの1年半~2年は収支が安定しているとおっしゃっていました。
■トレード成績が安定したのは、あることをやめたから
その理由は、一般的にトレードではご法度と言われるナンピンをやめたから。
と言うのも、最初、勝てるようになった頃というのは、大きくレバレッジをかけたり、資金が増えると取引量もどんどん増やしたりと、比較的リスクを大きめに取ったトレードをされていたそうです。
しかし、そのようなハイリスクトレードをやめ、ナンピンの代わりに、負けたら次のトレードの枚数を倍にするという計画的なマーチンゲール法を使ったり、両建てをするようになってからは、大きく勝つことはなくなっても、安定した収支を実現することができたそうです。
春香さんの損切りポイントは、何pips逆行したらという数字ベースではなく、たとえばEMA(指数平滑移動平均線)にタッチをしたらといったテクニカルポイントがベースのため、損切るタイミングがない場合もあります。
その場合の策として使用し始めたのが両建て。
■損切りのタイミングがない場合は両建てでしのぐ!
損切りのタイミングが見つからずにトレンドが発生してしまった時は、とりあえず両建てをして、一旦トレンドが落ち着くのを待ちます。
トレンドが落ち着いたら片方のポジションを外し、もう片方も決済するタイミングを見計らうそうです。

また、取引枚数に関しては、最初の頃は資金が増えればその分、大きく取引枚数も増やしていたそうですが、大きく勝つこともあればもちろん大きく負けることもあったそうです。
そんなことを繰り返すうちに、取引枚数をやたら増やすことの危険性を感じ、今はある程度、制御したサイズで取引をされているとのこと。
安定した収支には、資金管理とリスクコントロールが必要ということですね。
この記事へのコメント
デイトレ
葉那子ちゃん、こんにちは。
先週は、残念な結果だったようですね。
私は、スパンモデルをテクニカルで利用しているのですが、時間足でも15分足でも、サポートが出ているときはロング、レジスタンスが出ているときは、ショートと決めています。
ショートにしたくてもレジスタンスが出るまでは我慢しています。
あと、ロングなら15分足のサポート下限の少し下に、ショートならレジスタンス上限の少し上にストップをおいています。
最近ボラティリティの高いユーロ円だと80Pくらいリスク取らないといけないときあるけれど、方向が間違ってなければ、ストップに引っかかる確率は低くなりました。
気分転換に、スパンモデル表示させて見てはいかが?
違った側面で自分のトレードが見えるかもしれませんよ。
投稿日時:2013/01/21 19:53
葉那子
>デイトレさん
マーフィーさんのスパンモデルですね。
アドバイスありがとうございます!
投稿日時:2013/01/28 15:43
※当コラムのコメント受付は終了いたしました。
たくさんのコメントありがとうございました。