日本はすでに貿易赤字国なわけであり、円が軟調に推移するのはおかしなことではなく、政治だけで無理に円安にしているわけではありません。
そのため、急騰した「米ドル/円と日経平均」の調整による下落はあっても、下落幅はあまり深くないと考えています。
■米ドル/円は86.75~90.75円のレンジ内で押し目買い
友人のヘッジファンドも日銀金融政策決定会合前に、ポジションを大きく調整していますが、米ドル/円に対する目線は変わっていません。
下値のサポートは1月23日(水)につけた安値88.06円。
その次は、前コラムでご紹介したダブル・ノータッチ・オプション(DNT option、※)の下限、86.75円。
【参考記事】
●ドル/円上値メドは95円か。市場の話題は石破レンジとダブル・ノータッチ・オプション(1月17日、西原宏一)
逆に調整終了後の高値のメドは90.30円。そしてダブル・ノータッチ・オプションの上限にあたる90.75円。
(※編集部注:一定期間中に、上下2つの価格のどちらかへ到達するか否かをかけるオプション取引のこと)
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
米ドル/円の上昇基調は変わらず、前コラム同様、引き続き米ドル/円はダブル・ノータッチ・オプションのレンジ内での押し目買いを継続したいです。
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