■日銀が次元の違う金融緩和! レジームチェンジ実現へ
みなさん、こんにちは。
今週(4月1日~)は、ECB(欧州中央銀行)や米雇用統計といったイベントが目白押しですが、その中でも飛び抜けて注目度が高かった日銀金融政策決定会合が昨日、4月4日(木)に行われました。
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結果は、言葉どおり「次元の違う金融緩和策」が発表され、「レジームチェンジ(※)」が実現しつつあることをマーケット参加者に強烈に印象づける内容でした。
(※)「金融政策のレジームチェンジ」
金融政策のレジーム転換とは、個々の金融政策とは区別された金融政策の枠組み、あるいは方針を根本的に転換することをいう。
いま日銀に求められているのは、「日銀が穏やかなインフレ目標を設定し、その実現に強くコミットする(結果責任を負う約束をする)というレジーム転換である。
(『まずデフレをとめよ~日本経済再生』岩田規久男日銀副総裁著より)
■黒田総裁は「現時点で必要な措置はすべてとった」と明言
今回の「量的・質的金融緩和」の内容を見ると、まず、操作目標を無担保コールレートからマネタリーベースに変更し、年間約60~70兆円に相当するペースで増加させることを決定。
長期国債やETFの買い入れ額は、市場予想の上限さえ上回っています。
海外勢の一部が期待していた「超過準備への付利引き下げ」がなかったこと以外は、市場の予想を大きく超える内容。
黒田総裁は、「現時点で必要な措置はすべてとった」と明言しており、まさに言葉どおりの「量・質ともに次元の違う金融緩和」です。
マーケットは、今回の超大型金融緩和に対して即座に反応…
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