■ヘッジファンドも米ドル/円の3ケタをあきらめた!?
みなさん、こんにちは。
2013年4月4日(木)の日銀による異次元緩和から、米ドル/円は7円強も上昇し、100.00円近辺でもみ合っていましたが、100.00円のバリアがどうしても超えられず反落しました。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
4月26日(金)に行われた、日銀金融政策決定会合では何も目新しことは発表されず、それをきっかけに、米系ヘッジファンドはこのステージでの米ドル/円の3ケタをあきらめたようです。
99円台でも利益確定の米ドル売りを進行させたことで、米ドル/円は反落しました。
4月4日(木)に行われた黒田日銀総裁の会見では、「戦力の逐次投入はしない」とコメントされていたため、4月26日(金)の会合で何も発表されなかったのは当然なのですが、これをきっかけに利益確定の売りが持ち込まれた形となりました。
■米ドル/円は95~100円の浜田レンジに収束
結局、米ドル/円はいったん浜田レンジ(※)の中に収束しています。
(※執筆者注:「浜田レンジ」とは、浜田宏一内閣官房参与が示した米ドル/円の95円から100円の水準のこと。最近は為替に関するコメントは立場上していないが、「110円は円安過ぎる」との発言もしていた)
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
このところの急激な円安に対する懸念もマーケットでは指摘され始めていたため、当局としても当面、米ドル/円が浜田レンジに収束することは何の問題もありません。
欧米の参加者も、短期間に7円強も急騰した円安相場でキャッシュに関しては利益確定し、円安の流れは小休止。
米ドル/円相場の参加者が激減する中、米ドル/円のボラティリティは低下しています。
円安相場が調整局面に入り…
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