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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

ドル/円とドルインデックスの関係がカギ。
目先のドル/円上昇は最大103円台までか

2013年05月17日(金)17:46公開 (2013年05月17日(金)17:46更新)
陳満咲杜

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■ドルインデックス続伸、米ドル全面高の様相を呈す

 米ドル/円は高値圏にて保ち合いを続けている。

 本日、高値、安値を更新しない限り、値幅は1円50銭といった狭い範囲に留まり、上昇モメンタムの鈍化を示唆。この意味では、前回のコラムで指摘したとおり、今週(5月13日~)あたり頭打ちを果たす可能性を漂わせているとみる。

【参考記事】
“ウワサ”を理由にドル/円が100円突破!円安は本当に110円、120円まで進む?(2013年5月10日、陳満咲杜)

米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

 もっとも、米ドル/円の値動きは、ドルインデックスの動向と緊密な関係を有する

 ドルインデックスは今週(5月13日~)続伸しており、2012年高値84.10の突破も確実視されている。これは2011年5月安値72.69を起点とした上昇トレンドの継続を意味し、2005年高値から引かれる抵抗ライン打診も射程圏に入る見通しだ。

ドルインデックス 週足(クリックで拡大)

(出所:米国FXCM

 ドルインデックスの上昇は米ドル全体の強さを表し、当然のように、円に対してのみならず、ユーロ、英ポンド、スイスフランなどに対する米ドルの上昇を意味している。

 また、ドルインデックスに反映されてはいないが、豪ドル、NZドルといった資源国通貨に対する上昇も著しく、米ドル全面高の様相を呈している。

■低調な米経済指標から、FRBの出口政策には時期尚早か

 ドルインデックスの上昇について、巷ではファンダメンタルズの理由をもって解釈しているところが多く、もっとも挙げられているのは米景気回復と、FRB(米連邦準備制度理事会)の出口政策模索である。

 要するに、米景気回復が順調にいっているから、FRBも国債買い入れ規模の縮小に着手し、徐々に出口政策を打ち出すのではないか、という市場センチメントが、米ドル買いを促している。

 実際、市場センチメントとしてこういった思惑があってもおかしくなかろう。

前回のコラムでも指摘したように、FRB内部でさえ意見の相違が明らかで、地区連銀総裁も出口政策の可能性を公に言及している。

【参考記事】
“ウワサ”を理由にドル/円が100円突破!円安は本当に110円、120円まで進む?(2013年5月10日、陳満咲杜)

 しかし、米景気回復基調は依然脆弱であることが、昨日(5月16日)米サイドの一連の経済指標によって証明され、FRBが性急に出口政策を模索する土台は揺らいでいる。

 昨日(5月16日)発表された、米4月CPI(消費者物価指数)、新規失業保険申請件数、4月住宅着工件数、そして5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、すべて予想を下回るものだった。

 一連のデータから考えて、米景気回復が決して一縄筋にいかないことを、市場関係者は改めて認識したと思う。

 ところで、ドルインデックスは昨日(5月16日)陰線引けしたものの…

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