ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

今井雅人_投資戦略メルマガ
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
FXトレーダー(FX投資家)の取引手法を公開!

誰もが結果を出せるロンドンコーリング手法を
マネーパートナーズでやってみた【実践編】

2013年08月03日(土)10:00公開 (2013年08月03日(土)10:00更新)
ザイFX!編集部

100万口座達成!GMOクリック証券は最短即日取引可能!

「誰もが結果を出せるロンドンコーリング手法をマネーパートナーズでやってみた【基礎編】」からつづく)


 みなさん、こんにちは。FXトレーダーのボリ平です。

 今回は、前回に引き続き、マネーパートナーズ[パートナーズFX]Hyper Speed NEXTおよび[パートナーズFX nano]の取引ツールを使った「ロンドンコーリング手法」の解説をしたいと思います。

【作成日時:2013年7月21日→最終確認・更新日:2013年8月2日】

>>>マネーパートナーズ[パートナーズFX]のスペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
>>>
マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]のスペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください

ロンドンコーリング手法の主なルール

 これから、マネーパートナーズHyper Speed NEXTで、ロンドンコーリング手法を実際にトレードした模様を紹介したいと思います。

 まずはここで、ロンドンコーリング手法のルールについて、説明していきます。

 1.チェック時間

 15時~21時(夏時間は20時)の高値と安値をチェックします。今は夏時間なので20時ですね。

 しかし、20時ちょうどに2つの注文を出さなければいけないので大変です。そこで、高値・安値を更新しそうもない状態だったら20時を待たずして早めに(19時50分くらいに)エントリーをしてしまいます。

 2.順張りと逆張り

 ロンドンコーリング手法には順張り・逆張りの2種類があります。なお、逆張り手法のことを「カスバ」と名付けました。

[順張り]火・木
ロンドン時間の高値ブレイクで買い・ロンドン時間の安値ブレイクで売り
→利益確定&損切り:±10~15pips

[逆張り(カスバ)]月・水・金
ロンドン時間の高値ブレイクで売り・ロンドン時間の安値ブレイクで買い
→利益確定:8pips・損切り:10pips

 3.IF DONE OCO注文の出し方

[順張り]
(1)
IF(逆指値)…高値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)…利益確定の売り注文:+10~15pips
OCO2(逆指値)…損切りの売り注文:-10~15pips

(2)
IF(逆指値)…安値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)…利益確定の買い注文:-10~15pips
OCO2(逆指値)…損切りの買い注文:+10~15pips

[逆張り(カスバ)]
(1)
IF(指値)…高値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)…利益確定の買い注文:-8pips
OCO2(逆指値)…損切りの買い注文:+10pips

(2)
IF(指値)…安値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)…利益確定の売り注文:+8pips
OCO2(逆指値)…損切りの売り注文:-10pips

(※編集部注:上記のpipsは「利益が乗ったか、損をしたか」ではなく、「為替レートが上昇したか、下落したか」でプラスマイナスを表記している)

 4.注文期限

[新規IF注文]
・DAY(当日限り)
(DAYにしておくと、約定しなかった場合、NYクローズと同時に注文がキャンセルされます)

[決済OCO注文]

決済は、選択肢が3つあります。お好きな期限を選べばOKです。

・DAY(当日限り)…当日のNYクローズまで有効。
・WEEK(週末)…その週の金曜日のNYクローズまで有効。
・GTC(無期限)…どちらかのOCO注文が成立するまでずっと有効。

 5.BIDチャートとASKチャート

 FXには通常2WAYプライスと言って、売値と買値は2つの異なるレートを採用しています。この価格差が「スプレッド」です。

 このスプレッドはトレーダーのコストですから、できるだけスプレッドの狭いFX会社がいいですね。ロンドンコーリング手法ではASKとBID(※)のチャートを使い分けています。

・買いエントリー=ASKチャート
・売りエントリー=BIDチャート

 面倒であれば、どちらか1つでも構いません。

(※編集部注:「ASK」とはFX会社側の売値のこと。つまり、トレーダーから見れば買値になる。また、「BID」とはFX会社側の買値のこと。つまり、トレーダーから見れば売値になる)

 6.エントリー後はほったらかし

 エントリーした後は、いつ注文が約定するかわかりませんが、ロンドンコーリング手法はず~っとチャートに張りついている必要はありません

 利益確定と損切りの2つのOCO注文は、どちらか一方が約定したら、自動的にもう一方はキャンセルされるからです。

 自分のオーダーが気になる方は、スマートフォンで確認する方法がベストです。

 たとえば、マネーパートナーズでしたら、[パートナーズFX]のスマホアプリHyper Speed Touchや、[パートナーズFX nano]のスマホアプリHyper Speed Touch nanoでチェックできますし、スマートフォンから直接ロンドンコーリング手法のエントリーを行うこともできます。

 7.重要指標ではエントリーしない

 ロンドンコーリング手法は、米雇用統計やFOMC(米連邦公開市場委員会)など、相場を大きく動かすアメリカの経済指標や金融政策の発表がある日はトレードしません。

 これら経済発表のある日は、1日中様子見相場であまり動意が見られず、発表後は指標の結果次第で価格が乱高下してしまうからです。

 8.ロンドンコーリング手法の傾向

 以前1年半にわたり、ロンドンコーリング手法を毎日トレードしていた時、日々のデータをブログに載せて傾向を見ていましたが、興味深かったのは「曜日によって勝率が異なる」ことでした。

・火、木…順張りの勝率がよい
・月、金…逆張りの勝率がよい
・水…どっちも微妙

 月曜日は週明けなので様子見し、火曜日に方向性が出るから? 金曜日は週末なので持ち高調整となるため、前日木曜日に勝負に出るから? などと考えることができます。

 ただし、現在はロンドンコーリング手法のデータを取っていませんので
この傾向がまだ続いているかどうかはわかりません。

 ロンドンコーリング手法の傾向をつかむためには、日々コツコツとトレードを重ねていく必要があります。

ロンドンコーリング手法を実際にやってみよう~!

 では、実際のトレードの様子をご覧ください。下の画面は、7月12日(金)のHyper Speed NEXT 米ドル/円チャートです。

 金曜日ですから、以前のデータに基づけば「逆張り」がいい日となります。

Hyper Speed NEXT 米ドル/円チャート(クリックで拡大)

 ロンドンコーリング手法の逆張り「カスバ」では、ポジションをとるレートから利益確定:8pips、損切り:10pipsで「高値=売り、安値=買い」の2種類のIF DONE OCO注文を入れなければなりません。

 通常はポジションをとるレートから8pipsと10pips離れたレートを算出して、入力します。けれど、Hyper Speed NEXTなら、いちいちレートを計算する必要がありません。以下の図のとおり、OCO決済のところへは「狙いpips」数値を入れるだけでもOK。これは便利です。

ロンドンコーリング手法「カスバ」でエントリー(クリックで拡大)

 この場合、指値:8.0、逆指値:10.0と入力し、「注文確認」で注文内容を確認し、「実行」ボタンを押して完了です。

米ドル/円チャートと2種類のIF DONE OCO注文(クリックで拡大)

 注文受付が完了したら、あとはほったらかし。PCを閉じても構いません。

トレード状況が気になる方は携帯電話やスマホを活用しよう

 トレード状況が気になる方は、携帯電話やスマホを活用すると便利です。

 <約定通知メールを携帯に>

 一部FX会社には、「約定通知メール」というサービスがあります。これに登録しておくと、約定した際に知らせてくれます。これを携帯電話のメールに来るようにしておけば、PCを閉じていても大丈夫。

 <スマホアプリの利用>

 今やほとんどのFX会社には、「スマートフォン用のトレードアプリ」があります。これをダウンロードしておけば、注文状況がわかるだけではなくチャートを見ながら、現在の相場をリアルタイムに把握することができます。

 下の画像は、先ほどの注文状況を[パートナーズFX]のスマホアプリHyper Speed Touchで見たところです。 

Hyper Speed Touchの注文画面

 もちろん、PCがなくてもスマホから直接ロンドンコーリング手法を取引することもできます。その時に必要なのが、チャート上の高値と安値を確認することです。

 スマホ画面の横軸(時刻)、縦軸(価格)をタッチすると、下の画面のように、緑のラインが現れます。

Hyper Speed Touchの米ドル円5分足チャート(クリックで拡大)

 それを高値と安値に持っていくと、このとおり。「価格と時間」がすぐにわかります。

 さらに自分の指でチャートの幅をびょ~んと伸ばしたり、縮めたりできるので、いちいち足の本数を変える必要がありません。15時から20時までの高値・安値がわかるように自分で調整しましょう。

トレーダーに有利な方向へ約定レートがスベった! 

 さて、トレードに戻ります。20時すぎに高値更新し、99.451円でショートが約定しました。

20時すぎ、高値「売り」が約定(クリックで拡大)

 次は、OCOの利益確定・損切りのどちらが約定するか? 決済待ちです。

 20時10分、ショートが決済されました。

20時10分 取引終了~(クリックで拡大)

 取引結果をまとめると、売り約定:99.451円、買い約定:99.367円、利益+840円でした。

 注文した指値は、売り:99.448円、利益確定の買い:99.368円なので多少の誤差はあります。ただし、今回は0.4pipsほど投資家に有利にスベっています。

毎日同じ時間帯のチャートを見ることの有効性

 ロンドンコーリング手法の考え方自体は、何も難しいことはありません。ただし、注文方法がちょっと特殊。それでも一度覚えてしまえば慣れると思います。

 あとはデータ取りです。毎日同じ時間帯にチャートを見ることを習慣化すると、チャートの動きに慣れ、デイトレードのタイミング取りがわかってくるので、トレード日記をつけることをお勧めします。

 ロンドンコーリング手法は、通貨ペアをはじめ、狙いpipsなどいろいろなアレンジが可能です。

 勝率の高い、楽しいトレーディングができるように工夫してみてください。

[パートナーズFX nano]なら100通貨から

 100通貨という非常に小さな取引単位から取引できる[パートナーズFX nano]でも、ロンドンコーリング手法をやってみることができます。

[パートナーズFX nano]なら100通貨から取引可能(クリックで拡大)

 デモトレードでは味わえないリアルさと、最小ロット100通貨での安心感を併せ持つ[パートナーズFX nano]で、まずはお試し期間として最近の傾向をつかみ、さらには裁量トレードの腕を磨いてみてはいかがでしょうか? (2013年7月24日現在、米ドル/円100通貨の証拠金は400円です)

 以上、ボリ平でした。

>>>マネーパートナーズ[パートナーズFX]のスペック詳細はこちら
>>>
マネーパートナーズ[パートナーズFX nano]のスペック詳細はこちら


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
田向宏行 トルコリラスワップポイントランキング 経済指標速報記事
田向宏行 トルコリラスワップポイントランキング 経済指標速報記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る