みなさん、こんにちは、葉那子です。
さて、今回も前回に引き続き、本連載最終回のひろぴーさん、西原さんとの鼎談の模様をお届けします。

今回も元ディーラーの西原宏一さん、兼業トレーダーのひろぴーさんによる、私、葉那子のトレーダー最終チェックです
前回は、私のトレードの先生であるひろぴーさんから見た私の成長具合をご紹介しましたが、西原さんからのご意見もうかがいました。
【参考記事】
●トレーダー葉那子は男性に近い!? 西原宏一&ひろぴーが最終チェック(1)
■欲が強い過ぎる人は危険
「葉那ちゃんはあまり儲けようというモチベーションがないようですね(笑)」

私が毎週、相場観を聞いてトレーダーとしてもいろいろなアドバイスをいただいている西原さんの言葉は重みがあります
「ただ、あまりにも欲があり過ぎるというのも問題なので、葉那ちゃんくらいでちょうどいいと思います。欲が強い人は、相場のことをあまりわからなくても勢いでやってしまうので危険です。
今年のアベノミクスで大きく成功しても、その後の調整で儲かった分以上にやられてしまったという方が続出しているようです。
資金が増えてレバレッジが上がっている中、『あんなに儲かっていたのだから大丈夫だろう』と過信してしまうと、いざ含み損を抱えた時にどんどんキズが深くなってしまうんですよね」
確かに、私はFXで儲けたい! というよりは、どうすれば勝てるようになるのかというほうに興味があるので、1000通貨のごく少額でも物足りなさを感じることがありません。
また、一攫千金を狙った大勝負に出るのではなく、コツコツと安定してプラスになるようなトレードを目指しているので、まずはしっかりとルールを確立していきたいと思っています。
西原さんからは「それを続けていけばいつかは儲かると思うよ」という心強いお言葉をいただきました!
ただ、私のトレードは「ストップ(損切り注文)が浅い」というダメ出しも。
トレードを始めてからかれこれ3年が経ちます。数えきれないほどの損切りをしてきたこともあり、『あーまたか』という感じで損切りに慣れてしまったというのも正直なところです。
ただ、西原さんのおっしゃるとおり、損切り幅は比較的狭いほうかもしれません。
損切りに慣れたとはいえ、やはり損失はなるべく小さく抑えたいという臆病な気持ちから、数10pips利益が乗ったらすぐに建値に(ストップ注文を修正)してしまうこともよくあります。
こうすることで、損失を最小限に抑えることもできますが、一度建値で決済されてしまってから再び相場が順行するという悔しいパターンもよくあります。
これに関しては、ひろぴーさんからもアドバイスがありました。
「損切りを浅くすることはいいのですが、利益が乗った時、すぐに建値に移動するというのが多かったような気がします。
まだもう一山あるのに、始め30pipsに置いていたストップをいきなり0にして、1回狩られてからその後一気に100pips行ったってことも何度かありましたね。
あとエントリーも、葉那子さんはフィボナッチと水平線が重なったラインのぴたぴたにオーダーを入れるので、オーダーに引っかからずに空振りすることも多かったですね。あと数pips深く行っていれば、それが刺さって100pips取れたのに!って(笑)」

「ただ、それも慣れなので、もう少しやっていくうちにそのバランスもわかってくると思います。僕はファンダメンタルズも考えながら、その都度エントリーポイントを調整したりしていますね。自分の経験上、この調整があるから取れるっていう部分もあります」
やはり、同じルールでトレードをしていても、相場状況に合わせて微調整ができるようにならなければ、安定した勝ちトレードへの道はまだまだ遠いということですね。
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