昨日の欧州序盤では、ユーロドルは1.37台の前半。これはほとんど安値張り付きのままといったところだろう。前日にユーロドルが30ポイントしか値幅がなかったことを、安値攻めに疲れたと考えるべきか、または戻ろうにもオファーが詰まりすぎていると考えるべきか。どちらにしても小休止の後なので、大きな動きは経済指標をたくさん控えたニューヨーク時間からなのだろうと思われた。
しかしユーロの下げは早くて、16時過ぎには1.36台に突入。私も構えていなかったので、ちょっとビックリした。ちょうど会社を出ようと思って、PCの電源を切ろうとしていたところなので、再び取引用のプラットフォームを立ち上げる。もう1.3685あたりまで下がっていたが、先週来の安値を下回ってきているので、目をつぶって1.3679で売っていった。
ストップロスも誘発してのことなのか、ユーロドルは1.3660あたりまでは簡単に下がったが、すぐに私のコスト近辺まで戻ってきた。なんか利食い損ねた感じ~。まあ仕方がない。とりあえず1.3690で買い戻しのストップ注文だけを置いて、様子を見ることにした。でもその後は1.3670あたりでウロウロしているのみ。何度か下攻めしたそうにはいていたが、1.3650くらいまででせいぜいだった。
私もアゲインストに持っていかれているわけでもないので、なんとかアメリカの経済指標の時間まで持ち続けたい。でも経済指標はたくさん出てくる。インフレ指標から景況指数まで、1時間半の間に10種類近くの指標が出る。これだけの数が出てくると、良いもの、悪いものがどちらもありうる。
そうなると、マーケットはどちらに反応するかはわかったものではない。こうなったら私としてはプライス重視でやっていくしかなくなる。こんど1.3675でも出会ったら買い戻ししよう。ストップ注文を置いておいた。
そして経済指標の結果はマチマチ。ユーロドルは最初に安値を攻めたようにも見えたが、すぐに反転。簡単にロスカットがついてしまった。経済指標取りも、ロシア中銀に関する報道で、外貨準備のいちの米ドルのポーションを減らすだろうとのこと。経済制裁を受けているのだから、自己防衛的に当然の処置であるが、これがドル売りに圧力をかけたものだろう。
また米国債の10年ものの利回りが2.50%を割り込んできたので、それが金利的な側面からのドル売りにもなっているようだ。私としてはもう一度ユーロドルの売り場を探す積りだったが、このような材料が出てしまえばドルロングにしておくのは危険だ。
一方でドル円がいよいよ安値攻めを開始。欧州序盤では102円台に乗せる局面もあっただけに、101.60台の為替レートを見ると、やはりここはドル売りだろうなと考えてしまう。経済指標は当てにならないので、素直にドル円を売り込んでいった。出来は101.64。自分がつくった後は、あまりアゲインストにも持っていかれずに徐々に下がってきた。
私は翌朝早くに出かけないといけないので、自分のコストのちょっと上の101.70で買い戻しのストップ注文だけ置いて寝た。朝になれば100円台にでもなっていればいいのになぁなとど願ったが、やっぱりそんなに下がってはいなかった。
ロシア絡みだけに、昨日のドル安というのは今後も尾をひきそうだ。実際にロシアの米国債の保有残高も2、3割も減少しているという話もある。でもドルが下がる半面、ユーロが上がるかというと、そうではないかもしれない。しかしドルをベアに眺めておかないといけないような気もする。
今晩は住宅着工やミシガン大学などの指標が出るが、昨日のこともあって、ちょっと食傷気味である。やはり株価重視で、かつドルの下げ方向の見極めが基本スタンスとなる。
日本時間 16時20分
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