■中国株式市場の上昇の背景には汚職撲滅運動が
次に、最近動きが目立っているのが、中国株式市場。
中国では7月20日前後から急に株式市場が急上昇を始めています。そのきっかけとなっているのが、どうやら習近平総書記が実施している汚職撲滅運動のようです。
(CQG)
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これまで、中国市場というのは、何が本当かよくわからないという不安を投資家が持っていました。粉飾や汚職など当たり前ではないかと見られていたということです。
それが、今回の運動によって、透明性が高まるという期待感が広がっているということのようです。「中国経済が崩壊する」という極端なことを言っている人が世の中にはいますが、株式市場は逆方向に向かっているということになります。
■利上げムード吹っ飛んだが、中長期的な買い方針は維持
最後に、オセアニアです。
ニュージーランドは、利上げが打ち止めになってしまったことの影響が続いています。これまでかなり買いポジションが溜まっていたようなので、その反動が出てきています。
また、オーストラリアは、本日8月7日(木)に発表された7月の豪雇用統計で、失業率が6.4%と市場予想の6.0%から大きく悪化したほか、前月からの雇用者数の変化が300人減少と、予想の1万3200人の増加を大幅に下回る結果となってしまいました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 1時間足)
利上げ期待ムードが、いっぺんに吹っ飛んでしまいました。また、一からのスタートに戻ってしまった感じです。ただ、これも中期的な買い方針は維持しておきたいと思っています。
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