FX友の会で披露した手法に早速チャンス!
「FX友の会」のために自腹で来日してくれたロブ・ブッカーさん。友の会でのセミナーではロブが開発した最新の、そして、現在のメイン手法である「トライフェクター」について教えてくれた。
【参考記事】
●「FX友の会 in 東京 2014」潜入レポ(1) 楽でパワフル! ロブのピボット手法?
●「FX友の会 in 東京 2014」潜入レポ(2) 取引手法の由来は3度も目が合った美女!?
「FX友の会はとてもファンタスティックだったよ。日本のトレーダーは家族のよう。みんなが楽しげに交流していたのが印象的だった。アメリカだと、トレーダーが集まると、『オレは何pips取った』『オレはいくら稼いだ』と自慢大会になるからね。
それに前に来たときと比べて、女性トレーダーが増えたこともうれしい(笑)」(ロブさん)

FX友の会のあとは鎌倉で日本文化を味わったり、日本の個人投資家と親交を深めたりと精力的に動いていたロブさんだけど、しっかりトレードもしていた様子。
「トライフェクターのいいチャンスが米ドル/円の1時間足にありました。ロブの話をちゃんと聞いていた人は取れたはずです」
そう教えてくれたのは、ロブさんの相棒であるブラッドリー・フリードさん。トライフェクターについて詳しくは、当コーナーで公開した以下の記事を参考に。
【参考記事】
●「FX友の会 in 東京 2014」潜入レポ(1) 楽でパワフル! ロブのピボット手法?
●「FX友の会 in 東京 2014」潜入レポ(2) 取引手法の由来は3度も目が合った美女!?
楽チンパワフル手法トライフェクターを使いこなすコツ
トライフェクターのエントリーは次の3ステップで行う。
【トライフェクターのセットアップ】
(1)ミス・ピボットの発生
(2)ノックスビル・ダイバージェンスの発生
(3)トレンドラインのブレイク
利益確定はエントリー地点とミス・ピボットの中間地点が目安だ。ブラッドリーさんが教えてくれた下のチャートを見ると、確かにきれいにトライフェクターがハマっている。
「ノックスビル・ダイバージェンスが二度続けて発生していますね(下記チャート2枚目)。これはグッド・シグナル。反転の強い兆候です。しかも二度目のはラインがとても短い。これはベリー・グッド・シグナル。
長い時間をかけたノックスビル・ダイバージェンスよりも短い時間でできたもののほうが信頼性は高いんです」(ブラッドリーさん)
1000本トレンドラインを引いてコツをつかめ!
ミス・ピボットやノックスビル・ダイバージェンスは誰が見ても同じ結果が出るからいいけど、トライフェクターで問題になりそうなのはトレンドライン。どうラインを引くかは、各人の個性が出るところ。引き方のコツはあるのだろうか。
「基本的な弾き方で構わないです。下落トレンド中なら高値と高値を結べばいいですし、上昇トレンドなら安値と安値を結ぶ。
でも、どんなトレンドラインがいいかは経験を積まないとわからない。バックテストして、何度もラインを引いてみてください。目標は1000本のトレンドラインを引くこと。そうしたら、神さまが教えてくれますよ(笑)」(ロブさん)

これがロブ・ブッカーさん直筆の1000本ノックならぬ、1000本トレンドライン!? 取材時にホワイトボードに書いてくれたもの
トレンドラインに自信が持てない人は「リバーサルタブ」を使うのも一考。ノックスビル・ダイバージェンスのインディケーターを入れると、表示される矢印がリバーサルタブだ(以下のチャートの右下にある)。
「先ほどの米ドル/円のトライフェクターでは、エントリーしたあとに『リバーサルタブ』が出ていますね。トレンドラインのブレイクではなく、リバーサルタブでエントリーしてもいいんです。
また、もしも、トレンドラインのブレイクでエントリーして、そのあとにリバーサルタブが出たら、『今回は勝てそうだな』と判断を補強する材料にもなります」(ブラッドリーさん)

ロブさんの相棒、ブラッドリー・フリードさん。身長も性格も対照的だが、名コンビの2人。ジョーク連発のロブさんに対し、ブラッドリーさんはまじめな雰囲気で、ていねいに説明してくれた
トライフェクターの別バージョン「T3」って?
以上はトライフェクターの復習。でも、ロブさんはザイFX!の読者のためにトライフェクターの別バージョンを教えてくれた。それも、いつものロブさんらしからぬ1分足を使った短期手法だ。
「トライフェクターはとてもいいトレードシステム。なぜなら、さまざまな応用が利くからです。今回、FX友の会で話したのはスウィングトレードの逆張りバージョンである『T1』ですが、順張りバージョンもあるし、今は『T8』まであるんだよ。
今回、これからザイFX!の読者のために話すのは、そのうちの3番目、1分足を使った『T3』」(ロブさん)

今回、ロブさんが特別に公開してくれたのが「T3」。この名称がターミネーター3を意識したものかどうかについては……ザイFX!は聞くのを忘れてしまった。
ロブさんは手法の玉手箱。「バックテスター」を自称するだけあって、トレードの合間に過去のチャートをチェック、新しい手法のアイデアを日々生み出している。
でも、今回紹介してくれるT3は1分足を使った短期トレード用の手法。FX友の会のとき、「ロブさんは怠け者トレーダーで余裕のあるトレードスタイルが好き」と話していたけれど…?
「T3は少ない時間でトレードしたい人向け。でも、心配しないで。基本的なやり方は通常のトライフェクター(T1)と同じです」(ロブさん)
【ロブさんは怠け者トレーダーに関する参考記事】
●「FX友の会 in 東京 2014」潜入レポ(1)楽でパワフル! ロブのピボット手法?
50年近く使われてきた古典的テクニカル指標・ピボット
ノックスビル・ダイバージェンスとミス・ピボット、それにトレンドラインの3つを使うのは、通常のトライフェクターもT3も同じ。なかでもピボットはロブさんのお気に入りテクニカルだ。
「ピボットは50年近く使われてきた古典的なテクニカル指標です。まだ、シカゴの取引所に人が集まって取引していたとき、みんな、その日のピボットを書いたカードを持参していました。その日のピボットの値を忘れないためにです。
今はオンライン・トレードの時代ですが、相場に参加している人は大きく変わっていません。銀行で働いているのもシカゴ育ちの人か、その人に教えられて一人前になったディーラーですから結局、ピボットを頼りにしているんです」(ロブさん)

50年近い歴史のあるテクニカル指標・ピボットはロブさんのお気に入り
ピボットを開発したのはJ.W.ワイルダー。RSIやパラボリック、ADXといったテクニカル指標の生みの親でもある「テクニカル分析の父」のような存在だ。
「ピボットは日足で計算する」って誰が決めた?
「ピボットは生まれてからずっと、日足・週足・月足でしか使われていませんでした。今のようにテクノロジーが発達していなかったからですが、『ピボットを日足以下の時間で使ってはいけない』と誰かが決めたわけではありません。1時間足や4時間足、8時間足のピボットも値動きの節目として、とても有効なんです」(ロブさん)
昔のシカゴのディーラーが1時間足のピボットをいちいち計算することはなかったろうが、今ならチャートをちょっと操作するだけで、すぐチャートに表示できる。具体的なやり方はのちほど紹介しよう。

銀行の倉庫を利用した「在庫トレード」
「次にトレンドについて考えてみましょう。あるときに何かのニュースをきっかけに上昇トレンドが始まったとします。みんなが買い手に回りたくなるようなニュースです。売買を仲介する銀行や証券会社には買い注文が殺到します」(ロブさん)
100万ドルの買い注文が届くと銀行はどうするか。同時に100万ドルの売り注文が来ていれば相殺させられる。でも、いつもそう都合よくはいかない。好材料が出たところなのだから、みんな買いたいのだ。

「マッチングして相殺できなければ、銀行は自分たちが売り手に回ることで、顧客の注文に対応します。つまり売りポジションを持つのです。
上昇トレンドが続いて、買い手が増えるごとに銀行が抱える売りポジションは増えていきます。これを『在庫』と考えましょう。上昇トレンドが続くほど、銀行には含み損を抱えた不良在庫が増えていくのです」(ロブさん)

顧客からの注文に応えるため、トレンドに対して逆張りせざるを得ないから、トレンドが進むにつれて売りのポジションが膨らんでいく。苦しい状況だけど、銀行にだって勝算がないわけじゃない。
「トレンドが始まってから12時間~48時間も経ち、買っていた人が利益確定したり、売りのチャンスをうかがっていた人がショートで入るようになると、トレンドの調整が始まります。
そのときは含み損を解消するチャンスだから、一斉に不良在庫を処分するのです。そうするとトレンドと反対方向の動きがとても強まることになります。これが銀行の『在庫トレード』です」(ロブさん)

そして、この「在庫トレード」の動きを利用するのが、今回紹介するT3だ。
(「全米最強FXコーチ、ロブ・ブッカーが最新の短期取引手法「T3」を大公開!(2)」へつづく)
(取材・文/ミドルマン・高城泰 撮影/和田佳久)
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