昨日の海外市場では、欧米の株価が下落。これは先週までのスコットランド問題でリスクテークにはしゃぎすぎた反動が出たのに加えて、中国経済のスローダウンが懸念されたからだ。中国の財政相が「政策に大きな変更はない」と発言したからで、これは先日盛り上がった「刺激策も」という内容とはまったくの反対であったからだ。
このリスク調整の動きは株価を直撃したが、為替相場ではそれほどもリスク回避が進まなかった。ドル円は109円台に戻したりしているし、ユーロ円の下げも鈍い。それでもユーロドルはしっかりと今年の安値を更新。やはりまだまだ金融相場的にドル高は継続しているものと言える。
今日は日本がお休み。ドル円は108円台の後半。ユーロドルは1.28台のミドル。欧州時間に入って、果たしてユーロドルが昨日の安値である1.2817をトライするかどうかが見ものである。ドイツのPMIが出た後は、しばらくはイベントがなくなるので、マーケットは株価を始め、リスクのありように重点が置かれるだろう。
日本時間 14時40分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)