【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』で、オンライン交流会の第29回目の開催が決定しました!
開催日時は、12月6日(金)20時30分からで、参加できるのは11月26日(火)までにメルマガ購読者となった方です。年内最後の米雇用統計発表日に、みなさんでマーケットの状況を確認しましょう。
「オンライン交流会の雰囲気ってどうなの?」「田向さんのメルマガはどんな内容なの?」という方は、以下の記事や動画を参考にしてみてください。
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⇒FXのことをなんでも相談できるオンライン交流会がスタート! 田向宏行さんがチャートを交えて直接答えてくれた! 参加者同士の交流も
ユーロ/米ドルは1.0330ドル付近まで下げた反動で、おそらく「時間調整」になっている
ユーロ/米ドルは先週の当コラムでお伝えしたように、1.0330ドル付近まで下げた反動で、調整の動きとなっています。
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⇒ユーロ/米ドルは2023年安値1.0448ドルを一気に下抜け、調整が入りそう。調整局面では迷いが生じるが、100年以上の信頼性があるダウ理論なら下方向だけ考えればいい(11月26日、田向宏行)
相場が一気に動いた時の調整相場は、拙著『相場の壁とレンジで稼ぐFX改訂版』で説明していますが、2種類あります。
その1つは、大きく逆方向へ戻す「値幅調整」で、相場が一気に巻き戻されたことが推測される動きです。
もう1つは「時間調整」で、現在のユーロ/米ドルはおそらくこの時間調整になっていると思われます。
「値幅調整」と「時間調整」の詳細については、拙著の図解をご参照ください。
ユーロ/米ドル週足は11月18日週足を上下に抜けないハラミ線となり、相場が膠着
この点は、日足より週足を見るとわかりやすくなります。
ダウ理論によるユーロ/米ドルの日足レンジは、11月20日(水)高値1.0609ドルと、11月22日(金)安値1.0333ドルですが、この日足レンジの高値と安値は、11月18日週の週足の高値と安値と同じです。
週足チャートで相場を考えれば、週足は11月18日週の後、この週足の高値も上抜けていませんし、安値も下抜けていません。
(出所:TradingView)
ここが日足ではレンジになっていますし、週足では11月18日週のあとはハラミ線となっていて、相場が膠着しています。この週足のハラミ線は今週で3週目になります。
先週のコラムでお伝えしたとおり、1.0333ドルまで一気に下げた反動が起こっていると思われ、大きく動いた相場のあとで、今後の相場が今後上下のどちらに動くか、時間をかけてポジション調整がされていると思われます。
これを日足で見ると、日足レンジ内で上下することになり、週足がハラミ線で3本目になっているわけですから、日足では11月22日(金)安値1.0333ドルを付けた後に、本日まで7日以上も日足レンジ内で動いています。それだけ時間をかけて調整していることになります。
(出所:TradingView)
ユーロ/米ドルは日足レンジ上限1.0609ドルを上抜けない限り、引き続き下げる可能性が続きそう。そこを使った売り仕掛けの戦略
ダウ理論の日足レンジでも、週足のローソク足単体で見ても、11月20日(水)高値1.0609ドルを上抜けない限り、ユーロ/米ドルは引き続き下げる可能性が続きそうです。
これは、ユーロ/米ドル日足が10月1日(火)にダウ理論が転換して、下向きになってからの下落の動きが続いていますし、週足ダウ理論でも10月4日(金)に下向きに転換して下落の動きが続いていると考えられるからです。
ユーロ/米ドルが下げ止まるとしたら、まず日足レンジの下方向への更新が止まり、上方向に動き出すことが必要です。
ということは、現在調整相場となっている日足レンジの上限を超えないと、日足さえ上方向の動きにはならないということです。
このため、メルマガでは今週、日足レンジの上の壁を使った売り仕掛け戦略をお伝えしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年12月2日(月)10:15の配信メールより一部抜粋
EURUSD 金曜は戻り高値か?
先週金曜日(11/29)は、1.0597まで上昇し、ダウ理論の日足レンジ上限=1.0609に接近しました。
~中略~
それでも積極的に取引したい方は、日足レンジ上限に接近してきたので、ここをバックに新規売りを仕掛けることができます。
ダウ理論を理解されている方は、週末の間に11/29安値=1.0541の下に売り逆指値を置いていたでしょうし、その場合は売りポジションが出来ています。
チャート分析により、相場状況を適切に把握できれば、それを元にリスク=想定損失額を把握できます。そして、想定損失額が分かれば、どれくらいのポジション量を取ればいいかも計算できて、自分に合った資金管理で取引を仕掛けることができます。
私の場合、まずリスクとなる損切りがどこになるかを探してから、相場に入る場所を決めます。エントリーと損切りは取引戦略として一体だと考えているからです。
よって、エントリーしてから損切りをどこに置くかを考えることはしません。エントリーしてから損切りを考えると、資金管理が難しくなり、効率的な取引ロット数を算出できないからです。
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ユーロ/米ドルは月足レンジ半値1.0515ドルの前後200pips程度が半値の壁。明確に下抜ければパリティに向けた動きに
当コラムは週に1回なので、もう少し広い視点で見ると、ユーロ/米ドルは2022年高値1.1494ドルと、2022年安値0.9536ドルで形成される、月足レンジの中での動きがずっと続いています。
1.0333ドルまで下げたことで、2023年安値1.0448ドルを下抜けていますが、月足レンジ下限までは、かなりの値幅があります。
(出所:TradingView)
また、この月足レンジの半値1.0515ドルで、月足のレンジであることを考慮すると、この半値の前後200pips程度は半値の壁と考えることができます。
このため、1.03ドル台や1.04ドル台では、長期視点のトレーダーからの買いも入りやすいと思われますし、こうした買い手がコツコツ買う動きがあると、下値が堅くなり下げ止まりやすくなりそうです。
(出所:TradingView)
一方、この月足レンジの半値を明確に下抜けていくようだと、ユーロ/米ドルはパリティ(1ユーロ=1.00ドル)に向けた動きになる可能性が高まります。
そうした意味では、ユーロ/米ドル相場は大きな分岐点にある可能性があり、日足レベルでは調整から転換の動きになる可能性を警戒しつつ、これまでの流れに沿って引き続き下げて、大きな動きになることを期待することになります。
ただ、現実には私たち個人投資家が月足レベルで取引することは、ほぼないでしょう。となると、現実的には日足か週足レベルで相場を分析して、取引することになります。
相場取引は、一方向に妄信することなく、常に両面を考える必要があると考えています。長期と短期、上方向と下方向、リスクとリワードといった両面があることを踏まえて、相場分析するのがいいと思っています。
そのあたりのことや、年末の動きや対策については、今週金曜日(12月6日)のオンライン交流会でみなさんと話したいと思っています。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で新連載をスタートした田向宏行さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施する予定です! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
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