さて市場の不安心理が増大した中でスタートした金曜日の海外市場。アジア時間では、なんとか踏ん張っていた株価であったが、欧州序盤から下割れとなった。欧州株の下げが目立つ。それに合わせて為替相場でもクロス円主導の下げ基調が鮮明になってきた。
1.27台の後半まで戻していたユーロドルも、再び1.26台に下落。ポンドドルもツラれて安い。ドル円は上サイドに戻ろうとするのだが、いかんせん、クロス円の売り圧力が大きい。ドル円も108円に乗せるのがやっとで、すぐに沈んでくる。
ニューヨーク市場になっても流れは変わらなかった。米国株も売り優勢で始まり、ニューヨーク時間の午後からはさらに投げ売りを呼び込んだ。米国株は安値引け。それに合わせてドル円もユーロ円も安値圏での終了となった。週明けは日米ともに休みだが、レベルが安値圏を攻めているだけに、ちょっと大きく動く可能性を秘めている。要ウオッチである。
日本時間 13時00分
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