昨日の欧州序盤では、ドル円はすでに109円台に乗せてきていた。ユーロドルも軟化してきて、1.26台を割り込んできた。完全なドル高。前日のFOMCの後の流れを引き継いでいる。ドル円もユーロドルも年初来のドル高値圏にいるのは事実。どちらもドルの最高値まで、ここからは100ポイントほどだ。ますますドル買い圧力が高まってきそうだ。それがレジスタンスとしてテクニカル的にキャップされるのかどうか。FOMCに続き、大きな経済指標であるGDPが待っている。
欧州時間ではそれほどもリスクテークが起こらず。むしろグローベックスでの米国株は反落している。ドル円もそれを意識してか108円台に逆戻り。こうなってくると、109円台は重たかったのかなという印象を強く与えることになる。108円台を見ると、ちょっと押し目かいはしづらくなる。GDPまで待とう!
GDPではプラス3.0%が事前の予想だったところ、結果はプラス3.5%だった。ドル円は109円台に乗せてきて、それまでの高値にアタックするレベルまで急上昇したが、すぐにしぼんできた。かなり良いはずのGDPも、中身を見ると政府支出の増大によるポーションが大きい。個人消費や設備投資ではないのだから、これでは素直に喜べないということになる。そのためかグローベックスでの米国株の伸びもイマイチだった。
私は早く寝てしまったが、夜中に日経新聞の早刷りで、GPIFの株への資金の振り分けを増やすという報道がされた。ほとんど想定通りだったのだが、マーケットのリスク許容度が増大するのではないかとの楽観的な観測が高まって、米国株が上昇。対象である日経先物も大きく伸びた。ドル円とユーロ円もリスクテークで上昇。ドル円は109円台のミドルまで上がり、利食い売りも出てきたようだが、値崩れはなくニューヨーククローズを迎えている。
さて今日は日銀の会合。予定よりも1時間以上も遅れて、結果発表。前回は総裁の国会出席があったので、遅れることは珍しくない。しかし結果はサプライズを伴った。マネタリーベースの目標を増額するというのだ。あまり効果がない手段とも思われるのだが、マーケットは過敏に反応。日本株が急上昇する中で、ドル円も上昇。日本株に比べるとドル円の上昇は鈍く見えるような上昇だった。
まずは110円の手前でもんだ。それは今年の最高値の近くでもあるので、物量的にオファーもたくさん並んでいたのだろう。そして110.50を超えてくると、やや加速。しかし今度は111円超ちょうどの手前でもんだ。しかしその後の押し目も20ポイントもない。トレンドフォローしている向きでもなんとか耐えられるレベルだ。私も何度かドル円をロングにして挑んだが、今週はイマイチ上手く行っていなくて、体力なない状態なので、10ポイント取れれば次のポジションメークに励む、といった短期トレードに集中することとなった。ドル円は111円台ミドルまで上昇してきている。
さて昼間の日本株のラリーで、グローベックスでの米国株も大幅に上昇している。S&Pは今年の最高値をも超えてきた。この値がニューヨーククローズまで保つのかどうかが見どころである。これがレギュラライズとしょうして下がってくることがあろうものならば、大きなリスクオフが期待できる。株価重視で、ドル円かユーロ円の下げどころを夜は狙いたい。
日本時間 16時30分
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