■米ドル/円上昇トレンド変わらず、115円台へ
みなさん、こんにちは。
過去のコラムのとおり、米ドル/円の上昇トレンドは変わらず。
【参考記事】
●消費増税決定でも延期でも株高・円安か。米ドル/円は112円へ向けて上昇の可能性(10月30日、西原宏一)
●ドル/円調整はすでに終了の可能性濃厚!ECB追加緩和姿勢でユーロは1.20ドルへ(10月23日、西原宏一)
ただ、10月31日(金)に発表された日銀とGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によるダブルバズーカで米ドル/円の上昇に加速がつき、本稿執筆時点で、一時、115.51円まで高騰しています。

(出所:米国FXCM)
■黒田バズーカ2発表後、ヘッジファンドの円ショート急増!
米国がQE(量的緩和策)の終了を決定した2日後、10月31日(金)に日銀は「黒田バズーカ2」を発表しました。
今回のバズーカ2のキーナンバーは「3」。
国債の買い入れ額を年間30兆円拡大、ETFやREITの買い入れ額を3倍、買い入れる国債の平均残存期間を最大3年間長期化と3ずくめ。コピーライトとしても秀逸。
マーケットには米国のQE終了による米国株の調整を指摘する見方が多かったのですが、日銀のバズーカ2により緩和された形です。

(出所:米国FXCM)
そのバーターとして米国は「バズーカ2による米ドル高を容認したのでは?」との見方もあるほどです。
加えて同日、10月31日(金)に抱き合わせでGPIFの発表も行われ、当局は円安の材料を同時に並べたというところ。
この発表の後のヘッジファンド勢の反応は迅速。断続的にマーケットに米ドル買いを持ち込み、彼らの円ショートの残高は急速に増加。
本邦の年金と思われる米ドル買いも加わり、米ドル/円は1週間弱で6円急騰し、あっという間に115円台に突入しました。

(出所:米国FXCM)
■日銀の緩和強化でドル/円は120円を目指す可能性濃厚!
日銀は発表されたとおり、11月5日(水)には380億円のETFを購入。これまでは単日で147億円程度の購入でしたので大幅に拡大しています。
年間3兆円の購入枠を250日の営業日で割ると、1日あたり約120億円の購入となります。今回の購入金額から想定すれば、3日に一度、ETFを購入することになります。
これに加え、GPIFの株買いも加わるとすれば、日本株に対して重要なポジティブ要因となります。
異次元緩和が持続どころか、強化された展開。
日銀が前述のような追加緩和の決定に踏み切ったのは、物価上昇の勢いが落ちているため。こうした決定を下したということは、できるだけ短期に2%の物価目標を達成させようとしているのでしょう。
米ドル/円は本日、11月6日(木)に115.51円まで上昇し、明日、7日(金)の米雇用統計というイベントを控え、114円台で調整中。

(出所:米国FXCM)
ただ、このバズーカ2は、通貨切り下げの意味を含んでおり、米ドル/円の115円は通過点。
日銀とGPIFのダブルバズーカにより、米ドル/円の上値余地はさらに拡大し、120円に向けて上昇する可能性が濃厚です。

(出所:米国FXCM)
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