昨日はアジア時間から為替相場は不安定だった。その前日のFOMCでの結果が出てから、大きくドル安が進んだからだ。そのドル安の流れが本物かどうかをためしにいくところ。昨日の早朝にドルの安値はつけてしまったようだ。ドル円は119.30まで、ユーロドルは1.1050までドルの突っ込み安値を実現して、その後はドルの買い戻しのほうが力強さがあるように見えた。
ドル円が119円台を脱して120円台まで乗せてくると、ドル売りのインタレストは急減したようだ。ユーロドルも徐々に戻し高値を切り下げてきた。そして欧州序盤ではドル円は120円台のミドルまで、ユーロドルは1.07台の中盤ということまでドルの巻き返しが起こっていた。
スイスやノルウェーの金利会合をスルーして、ユーロドルは1.0630あたりまで安値を拡げた。為替レートの動きはかなりチョッピーだ。自分がドル買いをしようと思っても、すぐに元のレベルに戻ってきたりして、ユーロドルを売らなくてよかった~などという局面が多々あった。
しかしどこかで手を出さないといけない。タイトストップで何度も売っていけば、そのうち取れることもあるだろう。そうして最初の一撃は、ようやく1.0698で売ることができた。朝方に1.09台を見ていることを考えれば、随分と安いところを売ったものである。しかし夕方からの1.06台からの戻しが、107台でやっとなのだから仕方がない。
タイトストップなので、あまり利幅も望めない。10ポイント以上もフェイバーになったら、すぐに買い戻し態勢に入る。そうして小刻みに取っていくしか、このチョッピー相場ではついていけそうもない。そうしているうちにドルは高いサイドのほうに寄っていってニューヨーク勢の参入となった。ドル円は120円台の後半まで戻してきている。
ニューヨーク時間だけを見ると、為替相場の値幅は小さいものだった。それでもドル円もユーロドルもそれまでのドルの高値をちょっとだけ更新している。一日を通してはドルの高値圏でニューヨーククローズを迎えることとなった。
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