ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原スーパーバナー
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

ギリシャ問題の泥沼化でユーロ下落再開!
ナチス時代の賠償金を払えとドイツへ要求!?

2015年04月09日(木)17:40公開 (2015年04月09日(木)17:40更新)
西原宏一

【LINE FX】1000通貨単位、業界最狭水準のスプレッドで取引できスマホからの取引に徹底的にこだわったサービス内容で初心者におすすめ!

■ギリシャがドイツに賠償金を要求し、事態は泥沼化…

 そして、ギリシャの財務次官は、ドイツ政府に対し、ナチス時代の賠償金を払えとコメントし、事態は泥沼化の様相に。

 ナチス賠償金を要求するギリシャの破れかぶれ

 これ程、都合の良いタイミングはないだろう。

 ギリシャのユーロ圏離脱がますます現実味を帯びる中、金融支援交渉でドイツと対立するギリシャが、形勢逆転を狙って反撃に出た。第二次大戦中のナチス・ドイツのギリシャ占領に関して、数千億ドルの賠償金支払いをドイツに求めている。

 ロイターの報道によると、ドイツのジグマル・ガブリエル副首相兼経済エネルギー相は、この要求を「馬鹿げている」と切り捨てた。要するにギリシャが債務危機を乗り越えるための資金をユーロ圏諸国から絞り出すための策略だ、と断じた。

 国際通貨基金(IMF)に対する約4億8700万ドルの債務の返済期限が9日に迫った今週、ギリシャ財務省は初めて公式にドイツの賠償金が3020億ドルに上ると算出した。

 これは大変な額だ。2010年にギリシャが欧州連合(EU)とIMFから財政破綻を回避するために受けた2600億ドルの救済策を上回っている。ギリシャが抱える3500億ドルの債務の返済の大きな助けになるだろう。

 当然のことながらドイツは、戦時賠償はとっくの昔に解決した問題で、今になってそれを持ち出すのは、ギリシャの債務危機から注意を逸らそうとする「非常識」な試みだと主張している。

出所:News Week

 本日、4月9日(木)は、ギリシャのIMF(国際通貨基金)に対する、4億5000万ユーロの返済期限となります。

 前述のように、ギリシャから、ナチス時代の賠償金を払えというコメントまで飛び出し、事態は深刻化しています。

■ユーロ/米ドルは再びパリティを目指して下落再開

 先週(3月30日~)末、スイスの大手金融機関のUBS銀行も、「Grexit」の可能性を50~60%へ引き上げました。

 イースター明けから、いきなり「Grexit」の可能性が高まり、ユーロ/米ドルは下落を再開。

 ユーロ/米ドルは、1.0800ドルを割り込み、本稿執筆時点では、1.0751ドルまで下落しています。

ユーロ/米ドル 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足

 ユーロ/円、ユーロ/英ポンド、ユーロ/豪ドル、ユーロ/スイスフランといったユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)も軟調に。

ユーロVS世界の通貨 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 1時間足

 ユーロ/米ドルは、1.04ドル台まで急落した後の調整局面では、6回に渡って、1.10ドル台まで踏み上げるも、1.10ドル台ミドルを抜け切れず、今週(4月6日~)に入って反落しています。

 ギリシャ問題が泥沼化し、「Grexit」の可能性が高まる中、ユーロ/米ドルは再びパリティ(1ユーロ=1米ドル)を目指して下落再開

ユーロ/米ドル 日足

(出所:米国FXCM

 「Grexit」の可能性が高まる中、ユーロ/米ドルの行方に注目です。


【ザイFX!編集部からのお知らせ】

 メルマガ「トレード戦略指令!」有料会員向けに西原宏一さんとフリーアナウンサーの大橋ひろこさんがぶっちゃけトークを繰り広げる動画コンテンツ「FX・投資作戦会議」を一部無料公開しています。ぜひ、ご覧ください。

 ザイFX!で人気の西原宏一さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「トレード戦略指令!(月額:6600円・税込)です。

西原宏一投資戦略メルマガ「トレード戦略指令!」

「トレード戦略指令!」10日間の無料体験期間がありますので、初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスチャートによる相場分析などを、ぜひ体験してください。

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トレーディングビュー記事 キャンペーンおすすめ10 jfx記事
トレーディングビュー記事 キャンペーンおすすめ10 jfx記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る