昨日の欧州序盤では、ドル円は124円台の前半で、ユーロドルは1.12台のミドルだった。ドル円は125円台に乗せた後、何度も押したりしているが、123.76を下回らないでいる。だから122円をこえてきてからの押し目買いのポイントは123円台ということになっている。
それが値動きだけから判断できるテクニカルの要請でもある。だから私も123円台に入ったら、ドル円を買ってみようかと考えていた。それを損切りするのは123.75で出して置けばよいのだから、わかりやすいし、損するであろう値幅も小さいもので済む。
ドラギ総裁が債券相場の荒い値動きを容認したような格好になって、欧州債は大きく下落して始まった。再び先月の不安が戻ってきたような展開になった。量的緩和としょうして長期債を買い上げているのに、その需給に抗うように下げるのは恐怖である。金融緩和が聞いていないという証拠ともとられかねない。マーケットは完全にリスクオフとなって、欧州株は下落。グローベックスでの米国株も大幅安となった。
ユーロの金利はこれ以上下がらないということは、実態としてはユーロ金利の先高観を意味する。それが急速にユーロ買いを呼び込んだ。直近2日間でユーロドルは大幅上昇が続いていたのに、それに加えてユーロの買い戻しが急がれた。ユーロドルは1.13台に到達。
私もユーロドルを買ってついていかねばと思ったのだが、自分の出していた123.80円のドル円のビッドがダンになっていた。ユーロを見るのに夢中になっていたので、ドル円のほうは完全に忘れていた(汗)。ユーロドルの急激な上昇が、間接的にドルの売り圧力を高めた結果であろう。
ドル円は15分ほどですぐに124円台に戻ってきた。今回も下値のサポートは割り込まなかった。私の関心はユーロのほうに移ってしまっているので、ドル円は124.08で早々に利食い。そしてユーロドルは1.1379まで高値を拡げた後で、ユーロに参戦したいと思ったが、なんだか急に静かになってしまい、プライスアクションが鈍くなった。
動かないので、もうこれでは手の出しようがない。あげくにニューヨーク勢の参入とともにユーロドルは売られはじめ、1.13台を割り込んでくる始末。欧州債も値を戻して元のレベルにまで切り返しているので、当然といえば当然のことだ。
ニューヨーク時間ではリスクオフが進んで、米国株は大幅安となった。IMFが年次報告の中でアメリカの成長見通しを下方修正したのと、タルーロ理事から米景気が失速していると指摘があったからだ。そしてマーケットの最大の懸念事項であるギリシャ問題だが、5日に返済予定のIMF分3億ユーロの先延ばしを模索しているとのこと。市場のムードは悪いとはいいながらも、欧州時間に比べると、ドルは全面高となった。
今晩は雇用統計。先日のADPがほぼ予想通りだったので、今回はあまり波乱がないものと考えられている。就業者数は22万から23万人の増加がコンセンサスとなっている。実にニュートラルな数字である。どちらに振れても相場は動きそうだ。ただし外部要因はかなり悪材料がたまってきているのも事実で、ドルの下がるほうに賭けたほうが面白いのではないかと思う。
日本時間 16時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)