■FOMCの結果公表後、米ドル/円は急反落
みなさん、こんにちは。
今週(6月15日~)は、重要イベントが目白押しで、マーケットは神経質な動きに。
それは、6月16日(火)~17日(水)に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)、18日(木)のユーロ圏財務相会合、そして、19日(金)の黒田日銀総裁の記者会見と続きます。
本日(18日)未明、まずFOMCの結果が公表され、米ドル/円は急反落しました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
■米ドル/円は122円台で下げ渋るも、125円台は重い
FOMCの結果公表前は、タカ派的な内容を期待する市場参加者が多く、マーケットでは米ドルが買い進まれて、米ドル/円は124円台を回復しました。
しかし、マーケットの思惑とは裏腹に、FOMCの結果はハト派的なトーンに。
結果、一時、124.45円まで上昇していた米ドル/円は、何事もなかったかのように、123.50円まで反落。
そして、本日(18日)の東京市場では、CTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザー)が日本株を売っていることもあり、日経平均は2万円の大台割れとなりました。

(出所:株マップ.com)
連れて、米ドル/円は123円を割り込む展開。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
米ドル/円の122円台は、米ドルを買い遅れている本邦年金が断続的に米ドル買いを持ち込んでいることもあり、下げ渋っています。
一方、先週のコラムでご紹介したオバマ大統領の米ドル高けん制コメント、そして黒田日銀総裁の円安けん制コメントが米ドル/円の上値を抑えており、125円台でキャップされている展開。
【参考記事】
●ドル/円は一時、122円台半ばへ急反落!ドル高をけん制した米当局の目的とは?(6月11日、西原宏一)
繰り返しになりますが、仮に122円台前半の長期トレンドラインが崩れると、米ドル高トレンドの調整幅が深くなり、米ドル/円は120~125円のレンジでの米ドル高調整相場へ。

(出所:米国FXCM)
クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)に目を向けると…
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