FXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)といえば、2015年8月から1000通貨単位での取引ができるようになったり、6本だった1週間の日足ローソク足の数が5本で表示されるようになったりと、このところ、メタトレーダー(MT4)に力を入れているFX会社のひとつだ。
さらに、FXで5000万円を稼いだことでも話題の衆議院議員・今井雅人さんのコメントがチャート上に表示されるという、珍しいオリジナルインディケーターを最近リリースしたばかり。
■マーフィー氏が考案した2つのテクニカル指標とは?
このように、かなり充実している、FXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)だが、2015年9月14日(月)、新たに「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」の2つのテクニカル指標が表示できるようになった。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
今回追加された2つのテクニカル指標は、マーフィーこと、元インターバンクディーラーの柾木利彦さんが一目均衡表とボリンジャーバンドを元に考案したものだ。
この2つのテクニカル指標を導入しているFX会社はいくつかあるが、記者が調べたところ、メタトレーダー(MT4)口座を提供する主要FX会社の中では、FXトレード・フィナンシャルが初めてとなる。
なお、「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」はともに、メタトレーダー(MT4)の定型チャート機能を使って提供されており、FXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)を新たにインストールすれば、最初から使うことができるようになっている。
ただ、2015年9月11日(金)以前にメタトレーダー(MT4)をインストールした場合は、「スパンモデル」、「スーパーボリンジャー」の定型チャートを個別にインストールする必要がある。こちらについては、FXトレード・フィナンシャルのウェブサイトにインストーラーが用意されており、それを使ってインストールできるようになっている。
【メタトレーダー(MT4)の「定型チャート」に関する参考記事】
●いつも使う画面を「定型チャート」で保存する(「ザイFX!が作ったメタトレーダー(MT4)入門」より)
■スパンモデルは一目均衡表がベース
ここからは「スパンモデル」、「スーパーボリンジャー」という2つのテクニカル指標を紹介したい。
今回の記事では、これらのテクニカル指標を考案した、柾木さんの著書、『マーフィーの最強スパンモデルFX投資法』(日本実業出版社)を参考にしている。
はじめにスパンモデルだが、これは、一目均衡表をベースにアレンジを加えたもので、「買いか、売りか」が明確に示されるそうだ。
実際に米ドル/円・日足のFXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)チャートにスパンモデルを表示させてみたのでご覧いただきたい。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
これを見ると、確かに、一目均衡表に似ている。でも、一目均衡表は5本のラインから構成されているが、スパンモデルで表示されているラインは3本だけでスッキリとした印象。一目均衡表の基準線と転換線に該当するラインは、スパンモデルにはないようだ。
さらに、ピンクで表示されているラインが遅行スパンだが、こちらも、一目均衡表とはちょっと違いがある。
一目均衡表の遅行スパンは終値を26本過去に表示させていて、これは固定されている。ところが、スパンモデルでは26本だけでなく、17、21、33、52本といった遅行スパンを使うこともあるそうだ。
■ぱっと見て、買いか売りかを判断できるスパンモデル
そして、このスパンモデルの使い方だが、下のチャートを見ていただくと、青いゾーンと赤いゾーンが表示されている。この青いゾーンが買いシグナル、赤いゾーンが売りシグナルとなる。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
また、この青と赤のゾーンは、レジスタンスとサポートとして使うこともできる。これは、一目均衡表で表示される「雲」と同様の使い方。
そして、ピンクで表示されているラインが遅行スパンで、このラインがローソク足を上回っているのか、下回っているのかで相場の勢いを知ることができる。
たとえば、遅行スパンがローソク足を上回っていれば上昇圧力が強く、反対に下回っていれば下落圧力が強いということになる。
さらに、以下のチャートをご覧いただきたい。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
こちらは遅行スパンがローソク足を下抜け、さらに、青いゾーンの買いサインから赤いゾーンの売りサインに転換している。これは非常に強い売りサインを示している。
つまり、青と赤のゾーンと遅行スパンを併せて使うことで、それぞれを単独で使うよりも「買いか、売りか」をしっかり把握することができるというわけだ。
さらに、このスパンモデルはあらゆる時間軸で使うことができる万能型のテクニカル指標ということなので、トレードスタイルに関係なく使うことができそうだ。興味のある人は、一度試してみてはどうだろう。
■トレンドの見極めに威力を発揮するスーパーボリンジャー
そして、「スーパーボリンジャー」だが、こちらも人気のテクニカル指標、ボリンジャーバンドをアレンジしたものだ。
スパンモデル同様、こちらも実際に米ドル/円・日足のメタトレーダー(MT4)チャートに表示してみた。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
上のチャートを見てもらうとわかるとおり、スーパーボリンジャーはボリンジャーバンドに一目均衡表の遅行スパンだけを加えたもの。
また、遅行スパンは通常は終値を26本過去に表示させるが、スーパーボリンジャーでは、これが21本過去に表示させるようになっている。これはスーパーボリンジャーで表示させるボリンジャーバンドのセンターラインが21本の移動平均線とされているためだ。
柾木さんによると、これだけでもボリンジャーバンドよりもはるかに強力なトレードツールになるそうだ。
このスーパーボリンジャーだが、トレンドがある相場か、トレンドがない相場かの見極めに有効だそうだ。チェックポイントは以下のとおり。
・上昇トレンドの場合
(1)それまでの相場が小動きのレンジ相場であること
(2)終値がプラス1シグマ(σ)ラインを上回って引けること
(3)遅行スパンが陽転すること(遅行スパンが同じ位置にあるローソク足を上回ること)
(4)バンド幅が拡大すること
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
上のチャートは上昇トレンドの場合だが、相場が小動きを続けたあとに、終値がプラス1シグマラインを上回り、さらに、遅行スパンが陽転、バンド幅が拡大している。
・下落トレンドの場合
(1)それまでの相場が小動きのレンジ相場であること
(2)終値がマイナス1シグマ(σ)ラインを下回って引けること
(3)遅行スパンが陰転すること(遅行スパンが同じ位置にあるローソク足を下回ること)
(4)バンド幅が拡大すること
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
こちらは下落トレンドのチャートだが、それまでの相場が小動きで、バンド幅が拡大といったところは上昇トレンドの条件と同じ。違うのは、終値がマイナス1シグマラインを下回り、遅行スパンが陰転している点だ。
■スパンモデルとスーパーボリンジャーを併せて使う
そして、マーフィーさんの投資法では、スパンモデルとスーパーボリンジャーを、併せて使用することによって、収益につながる確率の高いトレードと損失を抑える確率の高いトレードにつながるとしている。
その中のひとつに、1時間足のスーパーボリンジャーで下落トレンドが確認できた場合においてのみ、5分足チャートのスパンモデルの売りシグナルに従うという手法があるので紹介したい。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
こちらは、米ドル/円の1時間足チャートにスーパーボリンジャーを表示させたもの。このセンターラインの濃い青い線は21時間線になるのだが、下落傾向になっていることがわかる。
(出所:FXトレード・フィナンシャル)
そして、こちらはスパンモデルを表示させた米ドル/円の5分足チャートだ。スーパーボリンジャーを表示させた1時間足チャートで下落トレンドを確認しているので、この5分足チャートでは、売りシグナルに従って、売りポジションを建てていくことになる。
なお、その際、遅行スパンの位置にも注意が必要。たとえば、青いゾーンが表示されていたものが赤いゾーンに変わって、売りシグナルに転換したタイミングと同時に、遅行スパンがローソク足を下回った場合、非常に強い売りシグナルが発せられたことになる。
「スーパーボリンジャー」と「スパンモデル」を併用したトレード手法はここでは紹介しきれないほどたくさんある。さらに詳しく知りたい人は、先ほども紹介した柾木さんの著書、『マーフィーの最強スパンモデルFX投資法』(日本実業出版社)で確認できるので、チェックしてみてはどうだろう。
■一目均衡表を修正したインディケーターをリリース
さらに、FXトレード・フィナンシャルからは、一目均衡表の遅行スパンと先行スパンの表示位置を修正した「修正版一目均衡表(FXTF-Ichimoku)」インジケーターがリリースされている。
こちらは、メタトレーダー(MT4)に標準搭載されている一目均衡表の先行スパンと遅行スパンのパラメーターに変更を加えたもので、定型チャートで提供されている。
一目均衡表では、本来、遅行スパンは「当日を含めて」26本過去にずらし、先行スパンは「当日を含めて」26本、未来にずらして表示される。
ところが、MT4に標準搭載されている一目均衡表の遅行スパンと先行スパンでは、「当日を含めず」に26本過去、もしくは未来に表示されてしまうのだ。
これでは本来の一目均衡表の定義とは異なってしまうので、今回のインジケーター「修正版一目均衡表(FXTF-Ichimoku)」では、その点が修正されたということだ。
先ほど紹介した「スパンモデル」や「スーパーボリンジャー」でも、遅行スパンはかなり重要視されていた。
たかが1本、されど1本。メタトレーダー(MT4)の一目均衡表を使っている人は、FXトレード・フィナンシャルの「修正版一目均衡表(FXTF-Ichimoku)」を試してみてはどうだろう。
■MT4で米ドル/円0.3銭原則固定はスゴい!
さて、ここからは、FXトレード・フィナンシャルで実施中のキャンペーンを紹介したい。
FXトレード・フィナンシャルでは、1000通貨単位で取引できる[FXTF MT4・1000通貨コース]と、取引単位1万通貨の[FXTF MT4・1万通貨コース]の2つのMT4口座が提供されている。
その中で、[FXTF MT4・1000通貨コース]では、現在スプレッド縮小キャンペーンを実施中だ。
こちらのキャンペーンでは、2015年12月1日(火)のコース開始後~2015年12月31日(木)NYクローズまでの期間、以下の「縮小後」のスプレッドが適用される。
米ドル/円は0.3銭原則固定、ユーロ/円は0.6銭原則固定となっていて業界トップ水準だ。
メタトレーダー(MT4)は、通常の店頭FX口座よりも、スプレッドが広めの傾向があるが、この米ドル/円とユーロ/円のスプレッドは通常の店頭FX口座を入れても十分に業界トップ水準。メタトレーダー(MT4)のスプレッドとしては驚異的な狭さだ。これからメタトレーダー(MT4)でトレードしようと思っている人は、この機会に口座開設してみてはどうだろう。
■ザイFX!限定などキャッシュバックも見逃せない
そして、FXトレード・フィナンシャルでは、おトクにキャッシュバックを受けられるキャンペーンも実施中だ。はじめに、達成しやすい条件でも人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンを紹介したい。
こちらのキャンペーンでは、ザイFX!経由でFXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)口座に口座開設し、キャンペーン取引期間内に[FXTF MT4]にて往復5万通貨以上の取引条件を満たすと、3000円がキャッシュバックされる。
口座開設期間は、2015年12月1日(火)~2015年12月31日(木)までで、取引期間は2015年12月1日(火)オープン時~2016年1月29日(金)NYクローズまでとなっている。
加えて、[FXTF MT4]では「MT4スタート&カムバックキャンペーン」も実施している。
こちらのキャンペーンでは、[FXTF MT4]で初めて取引する方を対象に、2015年12月1日(火)オープン時~2015年12月31日(木)NYクローズまでのキャンペーン取引期間内に、[FXTF MT4]で新規10万通貨以上の取引をすると3000円、新規1000万通貨以上の取引をすると、プラス1万7000円がキャッシュバックされる。
なお、このキャンペーンは、ザイFX!限定タイアップキャンペーンとの併用もできる。つまり、最大2万3000円のキャッシュバックを受けるチャンスがあるのだ。
さらに、[FXTF MT4]で過去に1度でも取引したことがあって、2015年6月1日(月)~2015年11月30日(月)の期間に取引をしなかったという人が取引を再開すると、新規10万通貨以上の取引で1000円、新規50万通貨以上取引するとさらに1000円がキャッシュバックされて、合計2000円をもらうチャンスもある。
オリジナルインディケーターに高額キャッシュバックキャンペーンと魅力たっぷりのFXトレード・フィナンシャルのメタトレーダー(MT4)口座。メタトレーダー(MT4)でのトレードに興味のある人は、この機会に、口座開設してみてはどうだろう。その際は、ザイFX!経由での口座開設をオススメしたい。
(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、FXトレード・フィナンシャルのウェブサイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)
>>>FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4・1000通貨コース]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
>>>FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4・1万通貨コース]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部・庄司正高)
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