昨日はドル円の行方が気になる一日だった。それはドル円が117円台まで軟化してきたからだ。この水準はもう完全に先週末の日銀のマイナス金利のときの発射点を通り越して、さらに円高に進んでいるからだ。マイナス金利の効果がどうなのかと疑問視する声もあるが、わからないことはマーケットに聞くしかない。
その答えが効き目なしという判断が下ったと解釈するのだ。そういうわけで私ももうドル円は完璧にベア。戻りがあればそこを売りこんでいくが、戻らなければ突っ込み売りだ。115円台でも割れてくれば注意もするが、まだまだショートカバーや要人発言をきにするべきレベルでもない。
そして昨日の欧州序盤では118円台に乗せていたドル円も、またズルズルと後退。前日のドル円の安値が117.05だったので、1円以上も戻していたのに、またご丁寧に安値攻めである。全戻りしても不思議ではない。昼間の盛り上がりは何だったのだろう。ともかくも私も116.88からショート参戦。前日と同じで、20ポイント目標の、ストップロスは10ポイントまでとして構える。
それで何度かドル円のショートで攻めていたら、アメリカの雇用関連の指標が悪かったのを契機に、ドル円は116円台に突っ込んだ。しばらくは小反発を見せて117円台に戻したりもするものの、いかにも上値は重い。私は2度ほど連続して損切りさせられたので、早々に退却して寝てしまった。
しかしニューヨーククローズではドルは全面安となっていて、ドル円はほぼ安値引けとなっている。昨日の雇用のデータの悪さだけが主因ではないだろうが、いよいよ米ドルの金利が短期も長期も低下の度合いが激しさを増してきて、年4回の利上げシナリオは完全に拭い去られている。
今晩は雇用統計だ。先日の民間調査では結果が良かったので、今日のデータも良いものと思われている。市場予想のコンセンサスでは就業者数は20万人から21万人の増加が見込まれているが、これを上回っても驚きは少ない。問題は下回った場合である。
20万人台を下回ってくると、たとえほぼ予想通りであっても、マーケットは過敏に反応しそうである。つまりリスク回避に傾くのだ。ドル円も116円台を割り込んでくるかもしれない。ユーロドルも久しぶりの1.13台までは値上がるかもしれない。注意を要するのは、ドルのダウンサイドリスクのほうだと思われる。
日本時間 15時30分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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