昨日は東京時間でドル円が103.58まで安値攻めした。これは今年の最安値である103.56とほぼ並ぶもの。つまり下サイドは攻めてみたけれども、攻めきれなかったということだ。
下割れがダメだったということになれば、みんな103円台では買いたくなるものだ。それでドル円には買い戻し優勢となり、いとも簡単に104円台に乗せてきた。そして欧州序盤に至るまでには104円台の中盤までメクレ上がってきた。
ここまで上がってくると、戻り高値が気にかかるところだ。先週の金曜日も前日の月曜日も、104.80あたりで止められている。これは英議員が銃撃されて、同情票が残留派に集まりそうだと見込まれて以降の、戻しでもある。テクニカル的にも気になるレベル。
私もそこは意識していて、104.50から104.70ゾーンで売りこんで、104.90でロスカットの買い戻しを発動すればよいと考えた。しかし最初の欧州勢のアクションではドル円もユーロ円も利食い売りの形で出てきたので、私も10.450アッパーは売りそびれてしまった。
しかしニューヨーク時間が近づくにつれて、ドル円は再び上昇。私も104.65で売ることができた。後はストップ注文がつかないことを祈るのみ。やはりレジスタンスが効いているためか、とりあえずドル円が下がってきた。104.50を下回ってきたが、勢いはなかった。
そしてすぐに反発。クリアにアゲインストにはならないものの、なかなか下がっていかなくて時間がかかっている。私は翌朝早く出かける用事があったので、早めに寝ることにした。
早朝に確認すると、ドル円は105.50まで高値を付けていた。ということは私のストップ注文はアウトである。ドル円は104.65あたりでやっていて、元のレベルに押し込まれている。ちょっと上値方向にたまっていたストップハンティングが起こっただけなのかもしれない。
イギリスの国民投票を前に、ドル円もユーロ円も今年の最安値圏でボックス相場を形成している。イギリス離脱の可能性が遠のいたのならば、ユーロ円なんか120円台に戻してきて、そのまま123円台とか跳ね上がってもよさそうなものなのに、それが119円台では不思議と折り返してくる。
そしてまたご丁寧に117円台とかまで沈んでしまう。ここはあまり予断を持たずに、レンジ相場だと割り切って臨んだほうがいいのかもしれない。昨日はドル円で損切りさせられてはいるのだが(笑)。
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