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ソレ詐欺かも…仮想通貨絡みの相談急増!
「1日1%の配当」など甘い言葉にご注意を

2017年05月09日(火)15:03公開 [2017年05月09日(火)15:03更新] 向井友代[ザイFX!副編集長] バックナンバー一覧へ>>

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■「5倍以上の価値になる」「1日1%の配当がつく」

 ということで、話を本題に戻しましょう。

 先ほどの続きですが、仮想通貨に関して国民生活センターには、いったいどんな内容の相談が寄せられているのでしょうか? 国民生活センターのウェブサイトで、実際の相談事例をいくつか紹介してくれていますので、ここで取り上げておきたいと思います。

 たとえば、こんな感じ。

<相談事例>

【事例 1】 知人から「5倍以上の価値になる」と誘われ仮想通貨を購入したが、約束通りにお金が戻ってこない

【事例 2】 知人から「半年で価格が3倍になり、販売元がすべて買い取る」と言われて仮想通貨を購入したが、言われたとおりに買い取ってもらえない

【事例 3】 セミナーに参加し、「1日1%の配当がつく」と言われて仮想通貨を預けたが、説明通りに出金できない

 ざっと見て、投資にある程度詳しい人なら誰でも、「あ、コレはアカンやつや」と、ピンとくるはず。だって、投資の世界ではリターンを求めるなら、それ相応のリスクを背負わざるを得ないのが基本ですし、何より絶対に儲かるなんて概念は存在しません

 それこそ、たとえ明けない夜があったとしても、春がこない冬があったとしても、太陽が西から昇ることがあったとしても、必ず儲かる金融商品なんて存在しないのです。

 考えてみてください…たとえば、【事例3】にあるように「1日1%の配当がつく」ってことは、複利運用だとしたら1日1.01倍になるってことだから、1年経過すると1.01の365乗で元本の37.78343433倍(約37.78倍)になるってことですよね? 100万円だったとしたら元利合計で約3778万円に!? このゼロ金利時代に!?

 そんなアホな!!!

 というか、どんなに景気が良い時代だって、そこまでスゴい利回りの合法的な金融商品なんて、まぁないでしょう。甘過ぎる儲け話に騙されてはいけません。

 国民生活センターでは、こうした相談事例を受けた「消費者へのアドバイス」として以下の4点を挙げていました。ここで確認しておきましょう。

<消費者へのアドバイス>

1. 仮想通貨交換業の登録業者かどうかを確認してください

2. 「必ず儲かる」という言葉はうのみにせず、リスクが十分に理解できなければ契約しないでください

3. 仮想通貨の特性や実体、契約内容がよく分からなければ、契約を断ってください

4. 少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等に相談してください

 なお、「消費者へのアドバイス1.」について補足ですが、記事内でもお伝えしたとおり、改正資金決済法施行前からサービスを提供している仮想通貨交換業者については、法律の施行から6カ月の登録猶予期間が設けられています。

 そのためか、2017年5月9日(火)現在、金融庁のウェブサイトを見ても登録されている仮想通貨交換業者を確認することはできません(該当ページに「仮想通貨交換業者」との項目は設けられているが、中身を見ると「平成29年4月1日現在での登録業者なし」と記載されている)

 金融庁が提供しているパンフレットにも「登録業者は、随時、金融庁ウェブサイトで公表します」とありましたので、近い内に公開されることになるはずです。登録業者を一覧で確認できるようになるまで、もう少し待ちましょう。

金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」
金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」

(出所:金融庁)

■HYIP(ハイプ)? ポンジ・スキーム?って何?

 さて、国民生活センターに寄せられた仮想通貨に関する相談事例に関連して1つ紹介しておきたいことがあります。

 みなさんは「HYIP(ハイプ)」って聞いたことがありますか? これは、「High Yield Investment Program」の頭文字を取った略語で、日本語では「高収益投資プログラム」などと言われているようです。

 2016年後半あたりから日本国内でも、にわかに「HYIP」というワードを見聞きするようになりました。

HYIPは、不特定多数の人からの出資によって集まった資本を投資や何らかのビジネスなどで運用し、その利益を出資者に還元するという一種のファンド(投資信託)的なものとも言えそうですが、まだまだ情報が少なく、個々の実態はよくわからん…というのが記者の率直な印象です。

 ざっと見た限り、HYIPの運営元はウェブサイト上で不特定多数の人から出資を募り、1日1%とか2%とかの高い利回りで資産運用できますみたいなことを謳っているケースが多いように見えます。

 しかも、HYIPの運営元は、ほとんどが海外の会社っぽい(日本語対応しているケースはたまに見られるが、多くは英語のサイト)。

 よくわからん以上、HYIPというスキーム自体の評価はできませんが、現実に今、世に出回っているHYIPは、英語サイトが多いため説明も十分に読み込めないし、謳われている利回りがバカ高いものに関しては特に、個人的に、胡散臭いものが多いんじゃない?という感じがしています。

 中には、ネズミ講やポンジスキーム(※)みたいなことをしているHYIPもあるんじゃないか?ってウワサも…。

(※「ポンジスキーム」とは、出資資金を運用して出資者に還元すると謳っておきながら、実は後から参加した出資者の資金を先に参加していた出資者に配当と偽って渡すことで、運用によって利益が出て還元している状態を装うこと)

■「飛んだ」とか「消えた」という書き込みをよく見かける

 実際、世に出回っているHYIP絡みの個人ブログなどを見ると、「出金できなくなった…」という書き込みとともに、運営元のウェブサイトが「飛んだ」とか「消えた」という書き込みもよく目にしますし…。すべての書き込みを鵜呑みにはできませんが、事実だとしたら恐ろしい…。

 例として挙げると、ウェブ上でよくその名を見かけるRightrise(ライトライズ)というHYIPも、2017年3月5日(日)の日付で「ライトライズで『引き出しができない』エラー現象について」というお知らせを最後に、「お知らせ」の更新が止まっている気が…。

Rightrise(ライトライズ)ウェブサイト(日本語版)
Rightrise(ライトライズ)ウェブサイト(日本語版)

(出所:ライトライズ)

 ライトライズは、「イギリス(英国)で民間での交通違反取締業務で利益を上げて配当している会社のHYIP(高報酬投資プログラム)」と称していますが、本当なのでしょうか? まだウェブサイトは残っているみたいですが、いったいどうなっちゃったんでしょう…。

■ビットコイン建ての「HYIP」をよく見るけれど…

 そして、このHYIP、実は仮想通貨、特にビットコイン建てでの運用を謳っているものをよく見かけます。中には、米ドルなどの通貨に対応しているものもあるようですが。

 先に紹介した国民生活センターに寄せられた相談事例のうち、【事例3】として掲載されていた例は以下のとおりですが、ここでHYIPという言葉は使われてはいないものの、これは「HYIP」絡みの相談案件だったのではないでしょうか?

【事例3】 セミナーに参加し、「1日1%の配当がつく」と言われて仮想通貨を預けたが、説明通りに出金できない

 うーん…仮想通貨関連の消費者トラブルには、HYIPが絡んでいるものも、実は結構あるのでは? 気をつけた方が良さそうです。

 お伝えしたとおり、HYIPに関する情報はそこまで多く出回っておらず、実際のところどうなのか? 法律上、何か問題はないのか? など肝心なところがイマイチよくわからない状況です…。

ザイFX!でも、この件について引き続き調査を続け、近々、続報をお届けしたいと思いますので、今しばらくお待ちください。

 さて、改正資金決済法の施行を受け、わたしたち一般消費者にとっても身近な存在になりつつある仮想通貨。冒頭で紹介したビックカメラの件だけではなく、今後、さまざまな場面で仮想通貨に出くわす場面も増えてきそうです。

 興味を持っていろいろと調べてみる、あるいは信頼を置けそうな大手仮想通貨取引所などで少し取引をしてみようか、などと考えてみるのもありだと思いますが、記事中で触れたHYIPなど、なんだか得体が知れない詐欺的な話が出回っているのも事実…。

 この機会に、国民生活センターから出ている注意喚起とそこに書かれている「消費者へのアドバイス」の内容をしっかと確認し、甘過ぎる儲け話に騙されないよう、改めて自衛意識を高めておくようにしてくださいね。

<消費者へのアドバイス>

1. 仮想通貨交換業の登録業者かどうかを確認してください

2. 「必ず儲かる」という言葉はうのみにせず、リスクが十分に理解できなければ契約しないでください

3. 仮想通貨の特性や実体、契約内容がよく分からなければ、契約を断ってください

4. 少しでも不安を感じたら、すぐにお近くの消費生活センター等に相談してください

(ザイFX!編集部・向井友代)

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