北朝鮮のミサイル発射も、時間の経過とともに次第に地政学的リスクが薄まってきたようである。前日の流れを引き継いで、昨日のアジア時間でも株価は堅調であり、ドル円、ユーロ円も小じっかり。とくに出遅れていた日本人によるリスクテークが盛んに入ったようである。
ドル円は109円台の後半をキープしていたが、欧州序盤で110円台乗せ。こうなると私としてもドルロングでついていかざるをえないところ。しかしは要りどころが悪かったせいか、何回か109円台でドル円を買ってはみるものの、伸びは少なく、すぐにアゲインストになってしまう。
それで3回ほどもポジションカットする羽目に陥った。値幅はそれほどでもないのだが、やはり高いところを買っているという思いもあるので、ちょっとの評価損でも耐久性は悪い。損切り前提の短期ポジションであることは間違いない。
アメリカの経済指標は良いものが並んだ。民間調査の雇用データが良く、またGDPの改定値も予想よりも良かったのだ。これを契機に為替相場では明確にドル高の方向に進むこととなった。1.20台の後半まで見せていたユーロドルも、1.18台に突入したりしている。
ドルを売り過ぎた反動が来ているのは明らかだ。ユーロドルはそのまま値を戻すことがかなわずで、ニューヨーククローズの段階でも1.18台になっている。こうなるとドルの上値余地がまだあるのかが重要となってくる。
勢いだけから判断すると、もっとドル買いを進めていってもよさそうである。ドル円なんかは今回の安値から2円以上も切り返してきているのだから、もうアナザー2円上がってしまい、112円台とか見せられても驚かないという態勢を組んでおく必要もあろうというもの。
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