昨日もアジア時間でドル円が一段高。前日の高値を超えてくる場面もあった。リスクテークの流れは収まらない。北朝鮮の地政学的リスクが薄まって来たのに加えて、日本の解散総選挙が明確になってきたので政策出動への期待感が高まったのもある。日本株は今年の最高値を記録した。
海外市場ではマーケットは動きが鈍かった。米国株も史上最高値圏にいるものの、値幅はほとんど小さい。それだけボラティリティが下がっていると言えばそれまでだが、なにせFOMCの結果発表を翌日に控えているので、身動きが取れないといったところだろう。
そして今晩はアメリカのFOMCである。すでに量的緩和の縮小が見込まれている。しかもほぼ完全に。イエレン議長も2022年までかけてバランスシートの調整をするといっているので、ペースは実に遅いものだ。
持っている米国債をそのまま償還に伴って再投資しなければいいだけである。それでマーケットのほうもさしたる緊張感はない。金融引き締めのオペレーションなのだが、特にドル高に進んでいるわけでもなく、株価の調整も起こっていない。
市場の関心はそれよりも今後の利上げ動向にあるだろう。まずは直近の12月利上げのありなし。これとても10がいっぱいまでは経済指標などを見ていかないといけないので明確な答えは出るはずもないのだが、それでも来年分も含めて利上げのペースを見ていくうえでの確証を得ようとするだろう。
とりあえずは先週から吹き上がっているドル円、ユーロ円の上値サイドを要ウオッチだ。まだまだ上値を試す余地があるのかどうか。仮にドル円が112円台に乗せてきたりしても、それはあくまで一時的なものであって、持続可能なステージなのかどうか。
今回のイベントでドル円の上値が限定的であれば、ドルの一段高は難しいだろう。ユーロドルやポンドドルでは明らかにドル安方向に進んでいるのだから。ドル円も時間をかけて値崩れする方向に進むものと思われる。
日本時間 16時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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