昨日は日本株の連騰がストップした。大した値幅でもないので、それほど重要なことでもないのだが、15連騰は初めてのことだったというので一時的な話題になった。しかしマーケット的にはその反動のほうが気にかかる。
トップを付けた後の押しがどのくらいか。米国株も大きな調整を見せないここ1年の相場状況では、リスク回避にはなりにくくなっている。しかるにドル円も不用意に下がる局面も少なくなっている。
昨日のアジア時間ではドル円は113円台の後半。欧州序盤で上値追いをすることとなって114円台に乗せてきた。これはイギリスのGDPが予想を上回ったこととも関連している。ポンド上昇に続き、クロス円全般が高くなったのだ。リスクテークに励みとなるような展開だ。
私も114.11でドル円をロングにしてみた。もちろん114円台はここ最近のレンジの上限であるのは間違いないので、こんなところでロングは持っていたくはない。だから損切も早め。113円台に再突入で即座にカットである。しかしショート転にするまで、ド転はしないつもりだ。
ボーイングの決算が出てきて、EPSはアナリスト予想を超えてきたが、特損の計上がムードを悪くさせた。ボーイング株が時間外で値を下げてくるので、それがダウ先物なども直撃。米国株のゆるさがドル円の頭を重くした。
そして私のストップロスも簡単についてしまって、次の展開を待つしかない状態になった。ニューヨーク時間ではドル円の押しは113.50あたりまで。存外に深押ししていない。
今晩は米企業決算ではグーグルやアマゾン、ツイッターといった主要ソフトウェアが予定されている。これら主要ハイテク5社だけでナスダック指数の時価総額の7割くらいを占めるらしいので、無視はできないし、マーケットに与えるインパクトも大きいはず。キープウォッチである。
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