(「【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<インターネット系FX会社編>」からつづく)
前回の記事に続き、今回も各FX会社様からいただいたザイFX!10周年に寄せるコメントをご披露するとともに、読者のみなさまに各FX会社様をザイFX!が改めてご紹介したいと思います。
コメントは多数いただきましたので、ザイFX!編集部の独断でFX会社様をいくつかに分類(※)させていただき、数回のシリーズ記事にてご紹介しておりますが、今回は老舗のFX会社様を取り上げさせていただきます。
(※完全な分類は難しいため、やや無理な面が出てくるかもしれませんが、その点はご容赦ください)
最初にご紹介するのはFX口座数世界1位としてギネス世界記録に認定されたこともある老舗FX会社様です(※)。
(※僭越ながら、これ以降は会社名に対する敬称は略させていただきます。また、各FX会社をご紹介する冒頭ではその会社の特徴を一言記しますが、その時点では社名は記しません。それだけでどの会社か全社わかれば、あなたはかなりのFX業界通!?)
このたびはザイFX!10周年、誠におめでとうございます。また、いつも『ザイFX!』にてご紹介いただきまして、誠にありがとうございます。
FX市場の拡大は、貴サイトの存在なくしては語れません。20年、30年と、これからも「最強の為替サイト」として益々ご発展されますことをお祈り申し上げます。
弊社外為どっとコムも、引き続きお客様第一でサービスを提供してまいります。今後ともお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社外為どっとコム
代表取締役社長
竹内淳
【ザイFX!編集部から一言】
外為どっとコム・竹内淳社長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
外為どっとコムは日本でFXが始まった1998年の4年後、2002年に創業された会社です。21世紀に創業された会社ではあるのですが、FX業界では老舗ということになります。
外為どっとコムは口座数では9年連続で日本一(※1)、預かり資産では10年連続で日本一(※2)になったことがあり、FX業界最大手と形容されることが多かったFX会社です。
(※1 ※矢野経済研究所『2013年版 FX(外国為替証拠金取引)市場の動向と展望』による)
(※2 ※矢野経済研究所『2014年版 FX(外国為替証拠金取引)市場の動向と展望』による)
2012年には「世界一口座数が多いFX会社」として、ギネス世界記録に認定されたこともありました。
外為どっとコムにはさまざまな特長があるのですが、まず、ご紹介したいのが情報の豊富さ。たとえば、為替ニュースは、4つの配信元のものを見ることができます。こんなにたくさん見られるFX会社はほかにないと思います。
そのほか、レポート、ブログ、動画セミナー、会場セミナーなど、情報は本当に盛りだくさん。セミナーを受講して、所定の条件を満たすと、6000円がもらえる特典まであります。お金を払ってセミナーを受講するのではなく、セミナーを受講するとお金がもらえるのです!
そして、外為どっとコムのユーザーが、どのレートにどれぐらい注文を入れているかがわかる「外為注文情報」は非常に貴重な情報。業界大手の注文情報だけに、有名トレーダーもよく見ているようです。
【参考記事】
●外為どっとコムの「外為注文情報」を使ってストップを狙う動きに乗るヒミツの方法(バカラ村、2011年9月3日公開)
また、外為どっとコムはその傘下に外国為替専門のシンクタンクまで持っています。竹中平蔵氏が首席研究理事を務める外為どっとコム総合研究所(外為どっとコム総研)です。
でも、老舗というとスプレッドが広いのでは?と思う人もいるかもしれません。確かに2013年ごろまではそうでした。しかし、2013年1月に新口座「外貨ネクストネオ」をリリースすると、2013年後半ぐらいから外為どっとコムは怒濤のスプレッド縮小を連続して実施。
スプレッドの狭い新興のFX会社は「ネオ系」などと呼ばれることがありますが、外為どっとコムは老舗でありながら、「ネオ系」と同じ業界最狭水準までスプレッドを縮小していったのです。
ネオ系の代表的なFX会社は最低取引単位が1万通貨のところもありますが、外為どっとコム「外貨ネクストネオ」は1000通貨という少額から取引できます。それでいて、スプレッドは狭く、情報も豊富なら、総合的に文句のつけようがないですね。
そして、外為どっとコムのCMキャラクターに起用されているのが深キョンこと女優の深田恭子さん。最初にこれが発表されたときは、驚いてザイFX!でもいち早く速報記事を出しました。けれど、今ではもう、深田恭子さんは外為どっとコムの顔として定着している感じですね。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
次に、いわゆる“短資系のFX会社”で、親会社が約100年以上の歴史を持つ会社は日本のFX業界にいくつあるでしょうか? 該当するのは2社しかないのですが、さらに親会社の創業が明治時代というFX会社になると1社しかありません。さて、その会社とは…
ザイFX!さんの情報の網羅性と迅速さは、同種の情報の中でも群を抜いておられるように思います。
広報やウェブサイト管理の仕事に長く携わった私自身の経験に照らしても、量を充実させる一方で、「盛り込み過ぎてごちゃごちゃにはしない」という絶妙なバランスに、編集のセンスのよさを感じます。
初心者から上級者まで、幅広い層に目配りした記事は、今後もFX投資家や業者にとって、「海図なき航海」への羅針盤の役割を果たしてくれるものと期待します。
セントラル短資FX株式会社
代表取締役社長
松田 邦夫
【ザイFX!編集部から一言】
セントラル短資FX・松田邦夫社長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
金融機関同士が1年未満の短期的な資金の貸付け・借入れを行う仲介などを行っているのが短資会社です。
先ほど登場した外為どっとコムも元々は短資会社の流れを汲むFX会社なのですが、あまり短資系というイメージはありません。そのほか、短資系FX会社といえば、上田ハーローがありますが、セントラル短資FXは社名の中に「短資」と入っている日本唯一のFX会社であり、短資系FX会社の代表格といえます。
そのセントラル短資FXの親会社がセントラル短資。これは3つの短資会社が合併してできた会社なのですが、その1社・山根短資は、1909年(明治42年)に「山根ビルブローカー」という社名で創業した会社ということです。1909年といえば、日露戦争の終戦から4年後という年。はるか昔の話ですね。セントラル短資は金融業界において、非常に伝統のある会社だということです。
そして、セントラル短資は日本橋本石町、日銀本店のすぐ近くにあります。また、お祝いのコメントをいただいたセントラル短資FXの松田邦夫社長は日銀出身です。
セントラル短資FXは、こんな伝統があるセントラル短資という短資会社の流れを受け継いだFX会社であり、2002年に創立されました(当時の社名はセントラル短資オンライントレード)。
伝統ある企業集団に属するセントラル短資FXは、FX会社の中でもお堅いイメージ、信頼できるイメージがあります。
実際、セントラル短資FXは日本格付研究所(JCR)より、2007年から11年連続で長期発行体格付を取得しており、現在の格付はBBBとなっています。FX専業の会社でJCRから長期発行体格付を得ているのはセントラル短資FXのみです。
このようにセントラル短資FXは「安心、堅実、信頼」といった言葉が似合うFX会社なのです。
そんなセントラル短資FXに今、大変革の波が訪れています。
ちょうど今月(2018年4月)、同社の裁量トレード用口座「FXダイレクトプラス」のスプレッドが大幅に縮小されたのです。米ドル/円0.3銭など、主要通貨ペアのスプレッドは業界最狭水準に近づきました。
伝統があり、信頼でき、ユーザーを裏切らないFX会社が、その特長はそのままに、スプレッドが非常に狭くなれば、FXトレーダーにとって、とても魅力的な存在といえるのではないでしょうか。
ただ、セントラル短資FXは、「FXダイレクトプラス」のスプレッド大幅縮小とともに、インターバンク直結型のいわゆるNDD(ノー・ディーリング・デスク)口座である「ウルトラFX」を4月28日(土)で終了させることを発表しました。
「ウルトラFX」はマイナススプレッドが出ることもあり得る、ユニークな口座だったのでザイFX!でもよく取り上げることがありました。
ユニークな「ウルトラFX」がなくなることはユーザーとしてはさびしい気持ちがしますが、「FXダイレクトプラス」がスプレッド大幅縮小へ動き出し、堅実な老舗FX会社・セントラル短資FXがここへ来て新たな方向へ大胆に踏み出そうとしていることはひしひしと感じます。これからもザイFX!ではその動きに注目していきたいと思います。
なお、セントラル短資FXには裁量トレード口座「FXダイレクトプラス」のほかに、選択型システムトレードの口座「セントラルミラートレーダー」もあります。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」
●FX会社おすすめ比較:セントラル短資FX「セントラルミラートレーダー」
みんなの就職活動日記(みん就)、みんなのKEIBA、みんなのウェディングなど、いつの頃からか「みんなの~」というネーミングが増えてきました。では、FX業界で「みんなの~」といえば…
いつもザイFX!でご紹介いただき、ありがとうございます。
今後もお客様の声にお応えしながら様々なサービスやキャンペーンを行ってまいります。
引き続きよろしくお願い致します。
トレイダーズ証券株式会社
代表取締役社長
森島 玲浩
【ザイFX!編集部から一言】
トレイダーズ証券・森島玲浩社長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
FX業界で「みんなの~」といえば、そう、「みんなのFX」、「みんなのシストレ」、「みんなのオプション」を提供しているトレイダーズ証券です。
トレイダーズ証券が設立され、FXサービスを開始したのは1999年のこと。日本でFXが始まったのが1998年ですから、その翌年のことになります。トレイダーズ証券は非常に早くからFX業界に参入していた会社の1つなのです。
ただ、トレイダーズ証券は最初から「みんなの~」ブランドだったわけではありません。他社からの事業継承なども含め、トレイダーズ証券の口座は複雑な変遷を遂げてきたのですが、なかでも大きかったのが2010年に行われたEMCOM証券(さらに以前の社名はパンタ・レイ証券)からの事業継承でした。
元々、「みんなのFX」はEMCOM証券が提供していたFX口座だったのですが、このときから、トレイダーズ証券が提供するFX口座となったのでした。今やトレイダーズ証券といえば、「みんなの~」というイメージが定着しましたが、それは2010年から始まったということです。
その後、バイナリーオプションの提供を始めたり、システムトレードの提供を始めたりといったことがあり、さらにそれらに対し、外部製システムと内製システムの口座が並立して、トレイダーズ証券の口座の構成はかなり複雑なものになっていました。
それが内製システムに一本化され、裁量トレード口座の「みんなのFX」、システムトレード口座の「みんなのシストレ」、バイナリーオプション口座の「みんなのオプション」というラインナップになったのはつい最近、2017年11月のこと。これも大きな動きでした。これによって、トレイダーズ証券の口座ラインナップはすっきり整理されたものになりました。
そんなトレイダーズ証券を代表する口座は裁量トレード口座の「みんなのFX」。
主要通貨ペアのスプレッドが業界最狭水準で取引できる「みんなのFX」ですが、2018年1月からは新たにトルコリラ/円の取扱いを開始。1万通貨1日あたり100円という業界最高水準の高スワップ金利で人気を集めています。
さらに2018年4月16日からはメキシコペソ/円の取扱いも始めました。
また、「みんなのFX」のユーザーの売りポジション、買いポジションがどこにどれぐらいあるかがわかる「価格分析」という機能が2018年3月に、スマホアプリに搭載されたりもしています。
【参考記事】
●売り・買いのポジションが、どの価格にどの程度あるか見える新ツール「価格分布」登場(2018年4月13日公開)
そして、システムトレード口座の「みんなのシストレ」は、自分好みのストラテジーを選択して稼働させる「選択型シストレ」の口座ですが、ここへ新たにトレーダーが「みんなのFX」で行ったリアルな裁量トレードに基づいたシグナルで売買が行われる機能が2018年1月に新搭載されました。
これは要するに、「みんなのシストレ」では、裁量トレーダーのマネをする、いわゆる“コピートレード”が可能になったということです。
このように老舗ながら、ここへ来て内製システムへの一本化を果たしたあと、次々と新しい動きが出てきたトレイダーズ証券は目が離せない存在になってきましたね。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:トレイダーズ証券「みんなのFX」
●FX会社おすすめ比較:トレイダーズ証券「みんなのシストレ」
(「【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<元ディーラー、元トレーダーの“名物社長”がいるFX会社編>」へつづく)
(文・構成/ザイFX!編集長・井口稔 編集協力/ザイFX!編集部・高橋正浩、堀之内智)
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