続いては日本で唯一、ブラジルレアルが取引できる外資系FX会社です。
ザイFX!様、この度はサイト開設10周年誠におめでとうございます。
今や名実ともに日本最大のFX関連情報プラットフォームとなられ、この10年間における貴社の先見性の高さと業界全体を巻き込んで堅牢なサービスモデルを構築されたサイト運営手腕には本当に脱帽いたします。
今後ともプロフェッショナルかつフレンドリーなお付き合いができればと存じます。ますますのご発展お祈り申し上げます。
IG証券株式会社
マーケティング部長
山下 雅樹
【ザイFX!編集部から一言】
IG証券・山下雅樹マーケティング部長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
IG Groupは英国に本拠を置き、世界15ヵ国にオフィスを展開する企業集団。IG Group Holdingsはロンドン証券取引所に上場しています。IG証券はそんなIG Groupの日本法人です。
IG証券の前身はFXオンラインジャパンというFX会社でした。そのFXオンラインジャパンが2008年に英国のIG Groupと資本提携し、そのシステムを導入したのです。
さらに2011年にはIG GroupがFXオンラインジャパンを100%子会社にするとともに社名をIGマーケッツ証券に変更。そして、2013年にはさらにIGマーケッツ証券からIG証券へ社名を変更して、現在に至ります。
IG証券はFX、CFD、バイナリーオプションなどのサービスを展開していますが、FX、CFDでまず目立つ大きな特徴は銘柄数が多いことでしょう。
IG証券のFXで取引できる通貨ペアは約100通貨ペア。とても多すぎて、どうなっているのかわかりにくいため、以下の記事のようにザイFX!が分類・整理して、ご紹介したこともありました(ただし、以下の記事の情報は2017年10月17日現在のもの)。
通常の通貨ペア以外に米ドルの総合的な強さを表すドルインデックスが取引できるのも珍しいです。ドルインデックスは陳満咲杜氏のザイFX!連載でもよく出てくる指数ですね。
【参考コンテンツ】
●陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」
IG証券は「個人投資家の関心をひきそうだけれど、取引できるFX会社が非常に少ない高金利の新興国通貨」の取扱いが多いのも特徴です。
トルコリラ、メキシコペソあたりが取引できるのは当然として、ロシアルーブルは取引できるFX会社が限られていますし…
インドルピーは取引できるFX会社がさらに限られます。こんなロシアルーブルやインドルピーもIG証券では取引できるわけです。
そして、ブラジルレアルになると、日本国内で取引できるFX会社はIG証券1社しかありません。しかも、そのスワップ金利(スワップポイント)は驚くほど高いのです。
このような高金利の新興国通貨はそれだけリスクも高く、なんの知識も心構えもなく取引することはオススメできませんが、IG証券に口座を持っていれば、ここぞというチャンスがあったときに、このような通貨を取引することも可能というわけです。
IG証券は週明け、月曜日の朝、午前5時もしくは午前6時から取引可能です。業界で一番早くはありませんが、日系のほとんどのFX会社は午前7時ごろから取引が開始されますから、IG証券の方が早く取引を始めることができ、トレードチャンスが多いということになります。
また、IG証券は2017年7月に「ノースリッページ注文」という画期的な注文方法もリリースしています。
これは一定の保証料を支払えば、ストップ注文(逆指値注文)がスリッページせず、必ず指定したレートで決済されるというもの。これがあれば、経済指標の発表で相場が急変したときなどでもスリッページは起こりませんし、週明けに大きな窓開けが起こることを心配する必要もありません。
その保証料が高すぎれば、使うことがためらわれるかもしれませんが、保証料はたとえば米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円なら1pip。それほど高いわけではありません。さらに保証料分を支払うのはストップ注文の約定時だけでよく、ストップ注文が約定しなければ、保証料を支払う必要もないのです。
これはなかなか画期的なしくみです。
【参考記事】
●ストップ注文が絶対にスベらない新機能! 月曜早朝に為替レートがぶっ飛んでも安心(2017年7月18日)
さて、外資系FX会社というと、スプレッドについては変動制で日系FX会社ほどは狭くないというのがよくあるパターンです。けれど、2016年後半ぐらいから、IG証券のスプレッドは縮小されてきていて、特に2017年10月には大きく縮小されました。
現在のIG証券は同一口座内で[標準]と[大口]の区分けがありますが、このうち、多くの一般的トレーダーが使うだろう[標準]では、米ドル/円0.3銭原則固定、ユーロ/円0.5銭原則固定、ユーロ/米ドル0.4pips原則固定など、ほとんどの主要通貨ペアで、いわゆる「ネオ系FX会社」と同等の業界最狭水準と言えるスプレッドを原則固定で提供するようになりました。
IG証券のスプレッドは以前のイメージとはかなり違ったものになっています。これは見逃せないポイントでしょう。
そして、先にご紹介したとおり、IG証券ではFXだけでなく、CFDも取引できます。しかも、個別株、株価指数、商品、債券とさまざまなCFDを取り扱っており、その銘柄数はなんと約8100銘柄! 業界最多水準となっています。
【参考コンテンツ】
●CFD比較! おすすめのCFD口座&国内の全CFD口座を紹介
NYダウやナスダック100と同じ動きをする銘柄も取引できますし…
ドイツ銀行が業績不振だと思えば、ドイツ銀行株のCFDをカラ売りすることもできます。
また、最近は米長期金利(米10年もの国債利回り)が上昇し、3%台に乗せたことが話題ですが、これは米国債価格が値下がりしているということです。
IG証券では米国債先物のCFDを取引することもでき、米国債先物のCFDをカラ売りすることも可能です。
米長期金利を見ながら米ドル/円を取引するだけでなく、米長期金利そのものを実質的にトレード対象とすることも、IG証券なら可能ということなのです。
さらにVIX先物に連動するCFDや欧州版のVIX指数に関連したCFDを取引することもできます。
【参考記事】
●NYダウ、史上最大の暴落にVIX指数の影。ビットコインも真っ青。2日で96%下落って!?(2018年2月8日公開)
IG証券は旧FXオンラインジャパン時代の2009年に、日本ではじめてバイナリーオプションの取扱いを始めた会社でもあります。
IG証券はバイナリーオプションもかなり多彩な品揃えとなっており、米ドル/円などの通貨ペアだけでなく、株価指数や商品先物もバイナリーオプションの対象となっています。
そして、FXのバイナリーオプションには、ラダーオプションとワンタッチオプションがあり、日本225(日経平均)という銘柄の場合は、これに加えてレンジオプションもあります。
そして、IG証券ではバイナリーオプションとはまた異なる「リスク限定オプション」という商品も提供しています。これは上がると予想したら上昇オプションを買い、下がると予想したら下落オプションを売るという、とてもシンプルな商品です。
【参考コンテンツ】
●バイナリーオプションおすすめ比較! BOのおすすめ口座を国内の全サービスを比較して紹介
このようにFX、CFD、オプションとじつに多彩な銘柄が取引できるのがIG証券の大きな特徴と言えるのです。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:IG証券
(「【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<リピート系のFX会社編>」へつづく)
(文・構成/ザイFX!編集長・井口稔 編集協力/ザイFX!編集部・高橋正浩 /山口学)
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