(「【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<外資系FX会社編>」からつづく)
過去6回の記事に続き、今回も各FX会社様からいただいたザイFX!10周年に寄せるコメントをご披露するとともに、読者のみなさまに各FX会社様をザイFX!が改めてご紹介したいと思います。
【参考記事】
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<インターネット系FX会社編>(2018年4月14日公開)
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<老舗FX会社編>(2018年4月18日公開)
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<元ディーラー、元トレーダーの“名物社長”がいるFX会社編>(2018年4月21日公開)
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<証券系の会社編>(2018年4月25日公開)
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<グルメ系FX会社編>(2018年4月28日公開)
●【ザイFX!10周年】 FX会社様からのお祝いのコメントをご紹介いたします<外資系FX会社編>(2018年5月2日公開)
コメントは多数いただきましたので、ザイFX!編集部の独断でFX会社様をいくつかに分類(※)させていただき、数回のシリーズ記事にてご紹介しておりますが、今回はリピート系発注機能を目玉としているFX会社様(略してリピート系のFX会社様)を取り上げさせていただきます。
(※完全な分類は難しいため、やや無理な面が出てくるかもしれませんが、その点はご容赦ください)
まずはリピート系発注機能の元祖である、あのFX会社です(※)。
(※僭越ながら、これ以降は会社名に対する敬称は略させていただきます。また、各FX会社をご紹介する冒頭ではその会社の特徴を一言記しますが、その時点では社名は記しません。それだけでどの会社か全社わかれば、あなたはかなりのFX業界通!?)
ザイFX!が開設から10周年を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。
貴サイトではこれまでの10年間において一貫して、FXに関する豊富な情報を配信し続けていただいており、私たちFX会社とはまた別の立場からFX取引の金融商品としての地位向上にご尽力いただいたことを改めて感謝いたします。
またサイトオープン以来、当社や当社の独自注文トラリピ等に関する記事を多数ご掲載いただきましたこと、併せて御礼申し上げます。
当社も創業15年を機に、本年4月より社名を「株式会社マネースクエア」に変更し、ブランドロゴを一新するなどしてリブランディングを実施いたしたところです。「毎日が財産になる」を新たなコーポレートスローガンとして掲げ、これからも資産運用型FXの訴求に努めてまいる所存です。
引き続きお力添えいただき、これからの互いの新たな10年、また更にその先に向け、共に成長していければ幸いです。今後とも貴サイトの益々のご発展を切に祈念しております。
株式会社マネースクエア
代表取締役社長
藤井靖之
【ザイFX!編集部から一言】
マネースクエア・藤井靖之社長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
マネースクエアは「マネーゲームではない、資産運用としてのFX」というスローガンを掲げ、投資の学校「M2Jアカデミア」を開講するなど、投資教育に力を入れているFX会社です。
そして、マネースクエアといえば、何と言っても「トラリピ(トラップリピートイフダン)」が有名です。
トラップリピートイフダンは「トラップ」と「リピートイフダン」という2つの要素に分解できるのですが、これは一定の価格帯に複数の新規注文をいっぺんに仕掛けておくとともに(トラップ)、新規注文が約定すると有効になる決済注文も同時に発注し、なおかつそれを自動的に繰り返してくれるしくみ(リピートイフダン)になります。
これはザイFX!が「リピート系発注機能」と名づけているものの1つであり、また、トラリピはリピート系発注機能の元祖です。
トラリピはレンジ相場で特に威力を発揮しますが、為替にはレンジ相場が多いと言われています。このため、トラリピは根強いファンのいる注文方法なのです。
【参考コンテンツ】
●システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!:(4)リピート系発注機能【トラリピなど】
トラリピはリピート系発注機能の元祖だけあって、そのしくみは概念的にもわかりやすく、また、発注画面もとてもわかりやすいものになっています。ユーザーは自分がどのような取引を行っているかをよく理解しながら発注できます。
さらに通常の発注画面よりも簡単に発注ができるように工夫された「らくトラ(らくらくトラリピ)」というものもあります。
また、スマホやタブレット用には「ポケトラ」という親しみやすいアプリが提供されています。
【参考記事】
●世界中を駆け抜けておトクな特典をゲット!? ポケトラに新機能「トラリピ・マラソン」追加!(2016年5月9日公開)
さらに、トラリピは元々の姿から、発展を見せています。
たとえば、値上がりと値下がりの両方向で収益チャンスを狙う「ダブルリピートイフダン」という発注方法がリリースされたり、値動きに合わせて決済価格が自動的に移動し、利益を伸ばそうとする「決済トレール」注文をトラリピに組み込むことができるようになったり、注文できる本数が従来の約4倍の99本になった「トラリピ99」がリリースされるといったことなどがありました。
【参考記事】
●マネースクウェア・ジャパンが新サービス「ダブルリピートイフダン」をリリース!(2011年11月25日公開)
●仕掛けられる「わな」の幅が約4倍に拡大!上場廃止で心機一転のあのFX会社に注目(2017年1月12日公開)
また、2013年4月にリリースされた「トラリピ・ランキング」では、マネースクエアで実際に発注されているすべてのトラリピを集計。収益額の高いトラリピやリピート回数の多いトラリピがわかるようになりました。そして、そのようなトラリピをマネして、ユーザーはすぐ発注することができるしくみになっています。
【参考記事】
●M2Jがトラリピ・ランキングを公開! トラリピではどんな設定が一番儲かる?(2013年4月30日公開)
トラリピで各ユーザーはどれだけ儲かっているのか? 年間の利益金額などを集計して発表する「FXアワード」も何度か公表されており、中には年間8000万円以上の利益を上げているスーパーユーザーもいるようです。
【参考記事】
●堂々第1位! 1年間で約8220万円もの利益を上げた京都府の個人投資家とは?(2014年2月26日公開)
●年間8240万円の利益! その儲けのコツは? チャートは縦にして、「右か左か」で見る!?(2016年3月31日公開)
ザイFX!でもトラリピユーザーの1人、トラリピ犬さんに取材して、記事を公開したことがあります。トラリピ犬さんはトラリピを利用して、ほったらかし投資を続け、7年間で250万円の資産を1150万円超にしたといいます。
【参考記事】
●進化したトラリピ犬氏のトレード術(1) 1年9カ月の完全放置で確定利益430万円!(2011年10月22日公開)
●進化したトラリピ犬氏のトレード術(2) 「円高に弱い説」を覆し、過去最高益!(2011年10月24日公開)
●ほぼ放置で資産4倍! ザイFX!限定特別レポートでトレード手法を大公開!(2017年5月24日公開)
●7年間で250万円の資産を1150万円超にしたトラリピ犬さんの投資ヒストリーを大公開!(2017年5月23日公開)
このトラリピはマネースクエアのFX口座「M2JFX」で利用できますが、マネースクエアには取引所CFD・くりっく365の口座「M2J株価指数CFD」もあります。そして、トラリピは「M2J株価指数CFD」でも利用することができます。これは他のCFD口座にはない特徴です。
そして、マネースクエアといえば、忘れてならないのがマスコットキャラクターの「トラリピくん」。トラリピ犬さんは犬(!?)でしたが、トラリピくんはトラの子供とのこと。お肉と相場が好きなのだそうです。
トラリピくんはLINEスタンプになったり、「トラリピくんのうた」にあわせて踊ったり、ツイッターで語尾が「がぅ」となっているツイートをしたりして活躍しています。これまで「ゆるキャラグランプリ」にも参戦してきました。
【参考記事】
●FX業界はゆるキャラの宝庫? 癒し系からきもカワ系まで、そのお仕事ぶりに注目!(2014年10月3日公開)
●3度目の挑戦! 「ゆるキャラグランプリ」にFX業界から今年もトラリピくんが参戦中!(2015年8月28日公開)
このようにトラリピを中心に発展してきたマネースクエアですが、一昨年(2016年)以降、同社は大きな変革のときにあります。
2016年時点のマネースクエアはマネースクウェア・ジャパンという社名でした。そして、その持株会社はマネースクウェアHDであり、東証一部に上場していました。
それが米投資会社のカーライル・グループと提携したMBO(マネジメント・バイアウト、経営陣による買収)方式によるTOB(株式公開買付け)によって、上場廃止することとなったのです。これは短期的な業績変動などにとらわれず、中長期的な視点に立った経営を行うためとのことでした。
【参考記事】
●M2Jのチャートがバーコードになる異変!? MBOで上場廃止へ! いったいなぜ?(2016年10月3日公開)
TOBは無事完了し、2017年1月にマネースクウェアHDは上場廃止となりました。
さらに2017年7月にはマネースクウェア・ジャパンの社長が今回、コメントをお寄せいただいた藤井靖之氏に交代。
そして、その藤井社長のコメントにもありましたが、同社はつい最近、2018年4月1日に社名・ロゴ・ウェブサイトを一新するリブランドを行って、このとき、マネースクウェア・ジャパンはマネースクエアと社名を変更したのでした(持株会社はマネースクウェアHDからマネースクエアHDに社名変更)。
【参考記事】
●イメージ一新のマネースクエア! トラリピ設定法公開のザイFX!限定レポートも復活(2018年4月17日公開)
さらに2018年4月21日からは商号変更記念として、トラリピ手数料無料キャンペーンが開始されました。ここに来て、本格的な変革へ向けて動き出した感のあるマネースクエアの今後が一層注目されます。
【参考記事】
●商号変更で再出発したマネースクエアがトラリピの手数料無料キャンペーンを実施!(2018年5月4日公開)
続いては、業界最狭水準のスプレッドで、相場変動に自動追従するリピート系発注機能が使えるFX会社といえば…
ZAi FX様、サイトオープン10周年おめでとうございます。
いつも趣向を凝らした使える・為になる情報発信で、これまでの10年間に数多くのFXユーザーが導かれ、励まされ、時に叱咤されながら御サイトを楽しんできたことと思います。
いつ覗いても新しい企画と発想力に溢れており、明るく真面目にFXを楽しもう!という一貫した気概を感じます。
昨年当社も店頭FX取引のサービスが10年の節目を越えました。次の10年も、またその次の10年も、共に歩みFX業界を盛り上げていけたら幸いです。
株式会社FXブロードネット
代表取締役社長
中町 剛
【ザイFX!編集部から一言】
FXブロードネット・中町剛社長、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
FXブロードネットは、10年前の2008年4月にザイFX!がオープンした当時、社名をFXトレーディングシステムズといいました。そして、当時のサービス名は現在の社名であるFXブロードネットとなっていました。その当時の同社はスプレッドが狭いFX会社として知られていました。
米ドル/円スプレッドがどんなに狭くても1銭以上のFX会社ばかりで、3銭、4銭、5銭というFX会社も珍しくなく、場合によってはさらに売買手数料をとるFX会社もあった時代に、1000通貨単位という当時としては珍しい少額取引が可能な上に、売買手数料無料で米ドル/円0.9銭という狭いスプレッドを提供していたのがFXトレーディングシステムズ(現FXブロードネット)でした。
その後は変動制ながら、最小スプレッドが0.3銭というスプレッドを業界に先駆けて打ち出したこともありましたが、それ以降はスプレッド競争からやや遠ざかった形になっていました。
【参考記事】
●衝撃の0.3! FXトレーディングシステムズが米ドル/円スプレッドを0.3~0.5銭に縮小!(2012年4月26日公開)
しかし、2016年12月に社名を現在のFXブロードネットに変更した前後から、再びスプレッド競争に参戦。現在では主要通貨ペアについて、原則固定で業界最狭水準のスプレッドを提供しています。特にユーロ/米ドルは0.3pips原則固定という多くの主要FX会社よりも0.1pip狭い極限のスプレッドを提供しています。
【参考記事】
●スプレッドが6分の1に縮小したって本当? あのFX会社の大幅スプレッド縮小に2つの謎(2016年9月23日公開)
●社名変更でイメージ一新! スプレッドも業界トップタイ。ザイFX!限定特典も強化!(2016年12月8日公開)
●業界最狭水準のスプレッドを原則固定化! ガチンコバトル! 2回目を制したのは誰?(2017年11月24日公開)
FXブロードネットには店頭FXで1000通貨から取引できる「ブロードライトコース」、同じく店頭FXで1万通貨から取引できる「ブロードコース」、そして、取引所FX・くりっく365の「スタンダードコース」、取引所FX・くりっく365でシステムトレード(シストレ、自動売買)ができる「シストレ365コース」という4つの口座がありますが、主力は店頭FXの「ブロードライトコース」と「ブロードコース」でしょう。
そして、店頭FXの「ブロードライトコース」と「ブロードコース」で利用できるのが「トラッキングトレード」という注文機能です。この注文機能が使えることが現在のFXブロードネットの大きな特徴になっています。
トラッキングトレードは相場変動に追従するイフダンOCO注文が、自動的に繰り返し発注されるもの。リピート系発注機能の1つと言えますが、相場変動に自動的に追従してくれるのが特長です。
このトラッキングトレードは外為オンラインからライセンス供与を受けているとのことで、そのシステムは外為オンラインの「iサイクル注文」と同じものになっています。
【参考記事】
●また登場した相場追従型のリピート系発注機能。こちらの方がおトクな理由とは?(2014年10月28日公開)
●ほっとくだけで20万円超の利益! 記者が相場追従型のリピート系発注機能に挑戦!(2015年3月3日公開)
そして、現在のFXブロードネットなら、業界最狭水準のスプレッドでリピート系発注機能のトラッキングトレードが使えるというわけで、これは魅力的なことです(ただし、トラッキングトレードを使う場合はキャンペーン対象者を除き、取引手数料がかかります)。
【参考記事】
●業界最狭水準スプレッドで自動売買できるトラッキングトレードで儲けやすい相場とは?(ひろぴー、2017年1月21日公開)
FXブロードネットでは2017年4月より、4名のプレイヤーがトラッキングトレードを運用して利益を争う「ガチンコバトル!」を3ヵ月ごとに開催。現在はその4回目が開催されています。
4名のプレイヤーは各自のトラッキングトレードの設定理由を解説してくれており、その運用成績も割とよいように思えます。これはトラッキングトレード利用者の参考になるのではないでしょうか。
さらにこの企画ではプレイヤーにメールまたは電話で質問してもOKとのこと。これは珍しいということで、ザイFX!でも直接電話して、「ガチンコバトル!」のプレイヤーに話を聞いたことが何度もありました。
この「ガチンコバトル!」はなかなかおもしろい企画なので、以下のようにザイFX!ではたびたび記事で取り上げています。
【参考記事】
●リピート系発注機能で「ガチンコバトル!」 超レア! FXトレーダーに電話で質問できる!?(2017年5月3日公開)
●トラッキングトレードで爆益!? ガチンコバトル 第1位のトレーダーに電話で質問してみた!(2017年6月2日公開)
●「ガチンコバトル!」の新シリーズ開幕! 前回最下位だったあのトレーダーが首位に(2017年9月5日公開)
●業界最狭水準のスプレッドを原則固定化! ガチンコバトル! 2回目を制したのは誰?(2017年11月24日公開)
●「ガチンコバトル!」で念願の首位奪取か!? あのネタ系トレーダーの勢いがヤバい!(2018年3月7日公開)
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:FXブロードネット「ブロードライトコース」
●FX会社おすすめ比較:FXブロードネット「ブロードコース」
そして、選択型シストレの形で、リピート系発注機能が実質的に使えるFX会社といえば…
この度は、10周年、誠におめでとうございます。
いつも最新の情報をいちはやく投資家の皆様に配信いただきありがとうございます。
ZAiFX様が10周年というひとつの節目を迎える記念すべきこの年に1998年に誕生したFX(外国為替証拠金取引)も20周年という節目の年を迎えますが、ひとつの金融商品としてここまで投資家の皆様に浸透したのもZAiFX様の取り組みがあってこそと言っても過言ではないと考えております。
今後も投資家の皆様に有益な情報を配信いただきFX業界をより一層盛り立てていただければ幸いです。
ZaiFX様の益々のご発展とご活躍を心より祈念申し上げます。
株式会社アイネット証券
取締役
鈴木 宏明
【ザイFX!編集部から一言】
アイネット証券・取締役 鈴木宏明様、10周年のお祝いのコメント、誠にありがとうございました。
アイネット証券の前身・IPO証券がISグループの傘下に入ったのは2008年10月のことでした。
ISグループは外為オンラインを中核として、ひまわり証券、ライブスター証券といったFX会社、証券会社などを傘下に持つ企業集団です。やや意外なところでは、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスもISグループの会社です。同社はカリスマファンドマネージャー・藤野英人氏率いる投信運用会社です。
【参考記事】
●カンブリア宮殿で話題の藤野英人氏と凄いリターンのひふみ投信にFXとの意外な関係(2017年5月1日公開)
さて、2009年2月にIPO証券はアイネット証券に社名を変更すると、さらに2010年3月から「アイネットFX」というFXサービスを新たに開始しました。これはFXの裁量トレード口座でした。
【参考記事】
●アイネット証券が3月29日から、「アイネットFX」のサービスを新たに開始!(2010年3月29日公開)
「アイネットFX」のダウンロード版取引ツール「i-NET TRADER」では、ペンタゴンチャートを表示することができます。ペンタゴンチャートはチャート上に正五角形を描いてチャート分析をするもので、これが表示できるチャートツールは非常にレアです。
【参考記事】
●ユニークなペンタゴンチャートが新登場! 米ドル/円相場は今、重大な分岐点に…!?(2014年3月3日公開)
そして、アイネット証券は2013年10月に選択型シストレ(システムトレード、自動売買)ができる口座、「シストレi-NET」をリリースしました。選択型シストレはあらかじめ用意された売買システムから自分の好きなものを選んでシステムトレードを行うもので、イスラエル製のミラートレーダーという取引ツールがよく知られていますが、「シストレi-NET」はそれとは別種の選択型シストレ口座になります。
【参考記事】
●選ぶだけのシストレサービスをリリース! アイネット証券でFX書籍がもらえるゾ♪(2013年11月20日公開)
「シストレi-NET」に搭載されていた売買システムの中には「ループ・イフダン」というものがありました。これは一定の値幅ごとに買いまたは売りのイフダン注文が実行されるもの。複数の通貨ペアについて「一定の値幅」の数値が異なる、買いまたは売りのループ・イフダンがいくつも用意されており、ユーザーはその中から好きなものを選択することになります。
そして、このループ・イフダンがその後のアイネット証券を決定的に特徴づけるものとなっていったのです。
「シストレi-NET」には当初、ループ・イフダン型の売買システムも、そうでない売買システムも両方搭載されていたのですが、ループ・イフダン型の売買システムの人気が高まっていった結果、2016年9月に「シストレi-NET」はリニューアルされ、ループ・イフダンしか搭載していない口座となり、口座名も「ループイフダン」になってしまったのでした。
【参考記事】
●ループイフダン専用口座が大胆に登場! ザイFX!記者が最大約9万円の利益!(2016年10月17日公開)
それまでのループ・イフダンには損切り機能がなかったのですが、このリニューアルを機に一定の基準に沿って損切りされる機能ができました。それまではイフダン注文が繰り返されるものだったのですが、このときからイフダンOCO注文が繰り返されるものとなったわけです。また、このとき、スマホアプリにも対応しました。
【参考記事】
●【大幅リニューアル】半年で利食い1532回、損切り0回、2万pips超稼いだツールとは?(2017年4月27日公開)
ここまでご紹介してきたとおり、「ループイフダン」は選択型シストレの一種として発展してきて、現在も選択型シストレであることに変わりはないのですが、実質的にはザイFX!がリピート系発注機能と呼んでいるものと同等のことができるものと言えます。
リピート系発注機能では、各パラメーターをユーザー自身が設定するやり方が主流ですが、「ループイフダン」はそれがあらかじめプリセットされたものがいくつも用意されていて、ユーザーはそれを選択する形になっているということなのです。
ザイFX!には「システムトレード(シストレ)口座を徹底比較!」というコンテンツがありますが、当初はその中の「選択型シストレ【その他】」の中に「ループイフダン」(旧「シストレi-NET」)を分類していました。ですが、上述のような状況を考慮して、その後、「ループイフダン」は「リピート系発注機能」の分類へ移動させることとしました。
【参考記事】
●シストレ比較でお引越し。トライオートFXとループイフダンをトラリピと比較してみた(2017年3月8日公開)
なお、デモ口座ではありますが、ザイFX!記者が「ループイフダン」を実際に運用してみた結果を以下のとおり、ザイFX!では記事として何度か公開しています。
【参考記事】
●ほっといたら爆益! 3カ月で100万円超! 記者が挑戦したあの口座がスゴいことに…(2017年1月24日公開)
●ドヤ顔記者のあの口座が損切り地獄に!? それでも爆益を維持できたヒミツとは?(2017年7月6日公開)
●英ポンド/円で爆益! ザイFX!記者がループイフダンを使って260万円儲けた!(2017年12月13日公開)
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:アイネット証券「ループイフダン」
●FX会社おすすめ比較:アイネット証券「アイネットFX」
本シリーズは今回で完結とさせていただきます。10周年のお祝いのコメントをお寄せいただいたFX会社のみなさま、誠にありがとうございました。
読者のみなさま、FX会社のみなさま、今後ともザイFX!をよろしくお願いいたします。
(文・構成/ザイFX!編集長・井口稔 編集協力/ザイFX!編集部・高橋正浩、堀之内智)
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