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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ガザ地区では戦争並みの死傷者、
経済イベントでリスクオンの反転も

2018年05月15日(火)16:02公開 (2018年05月15日(火)16:02更新)
持田有紀子

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 ZTEの事業再開の話も進んで、米中貿易摩擦は軽減されそうな雰囲気になってきた。また薬価調整のための法規制も深刻なものにならなさそうだということで、それまで頭を押さえられていた薬品セクターも底を打った形となっている。

 そのうえ、原油価格が70ドル台に乗せてきたことを好材料にして、エネルギー生産関連の部門も株価の一段高が進行。そうした背景によって米国株は8連騰してきている。それがマーケット全体のリスク許容度を増大させているのは確かで、ユーロ円をはじめとするクロス円も目先は底打ちした格好だ。

 昨日は欧州序盤でフランス中銀の総裁が「ユーロの利上げ」について言及した。そんなに遠い将来のことを言っているのではなく、数四半期の後にはということである。資産購入が終了したら、すぐにでも利上げをやるべきだということ。この発言でユーロは強ぶくんだ。

 ユーロドルは1.19台の中盤から1.19台の後半へ。結果的には1.20台を見ることはなかったが、ニューヨーク勢の参入まではユーロは独歩高の様相を呈した。ユーロ円も強い。

 私はユーロがもっと上がるだろうと想定して何度もユーロドルをロングにしてみたのだが、いかんせん値幅がそれほどもなかった。あんまりポイント数も取れずにユーロ攻めはやめることにした。

 それまで堅調に推移していた米国株も、ニューヨーク時間の午後からは株価上昇の勢いも失速。想定の範囲内のことだったのが、エルサレムへの大使館移転でパレスチナ側からの抗議活動が激化したのだ。死者も50人を超えるという。負傷者も3千人近くという報道もある。

 これでマーケットはやや沈静化して、少なからずリスク回避の状況にも陥った。米国株はそれまでのゲインをすべて吐き出して終了。ユーロの伸びも終わってしまい、ユーロドルは日中の安値圏で引けることとなった。

 50人以上も死んだということは、ほとんど戦争である。しかし報道では軽くしか扱われていない。日本では一人の女の子が死んだことで一晩中テレビで流れているというのに。このリスクへの鈍感さが今後の最大のリスクとなって不思議ではない。

 今晩はアメリカの小売売上高が注目イベントだが、昨日から米長期債の値下がりが気になり始めている。長期金利の上昇が意識されているということ。リスクテークのし過ぎの反動が出る契機ともなりうるので、経済指標を挟んで要ウオッチである。

日本時間 16時00分

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