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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

逆イールドを深刻に捉えすぎる必要はない!?
景気後退は早くても来年、当面ドル高維持

2019年03月29日(金)17:28公開 (2019年03月29日(金)17:28更新)
陳満咲杜

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■米国株が上昇基調なら、日本株も堅調、円は軟調に推移

 米ドルのパフォーマンスは、そもそも逆イールド云々との関連性が大きくない。むしろ、米国株に連動する形で、日本株や円のパフォーマンスの方がより影響を受けるだろう。

 前述のように、仮に米国株が今年(2019年)なおブル(上昇)基調を維持できる公算が大きければ、日本株も2019年年内堅調円は2019年年内軟調に推移することが推測される。

 さらに今回、米利上げサイクル自体が完了したかどうかは、流動的だ。FRB(米連邦準備制度理事会)のスタンスは、確かにハト派に転換してきたが、あくまで表明したのは利上げをいったん停止ということであり、2020年にまた利上げを再開する余地は残している。

 このあたりの事情に照らして考えると、目先あわてる必要はあまりないというのが筆者の結論である。

■米ドルは主要通貨に対して総じて優勢が続くのではないか

米ドル全体は引き続きブル基調を維持できるだろう。米国株との連動性よりも、引き続き消去法で選好されやすいからだ。

 2019年は、EU(欧州連合)離脱でゴタゴタ揺れる英ポンドよりも、構造的な欠点を持つユーロよりも米ドルのパフォーマンスがよい公算が大きいと思う。

 その他では、利下げ思惑の強い豪ドルやNZドル、そして、経済成長の弱いカナダドルに対しても、総じて米ドルの優勢が想定される。

米ドルVS世界の通貨 週足
米ドルVS世界の通貨 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 週足

 円のパフォーマンスについては、外貨次第なので、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)における外貨安の圧力を無視できないだろう。

 が、米ドル/円のパフォーマンスは、前述のように米国株と連動する公算が大きいから、米国株の堅調につれて、米ドル/円の上昇が想定されやすく、円全体のパフォーマンスをより中立にさせるのではないかと思う。

 今回はマクロの話ばかりで申し訳ないが、次回はよりミクロな視点をもって検討していきたい。市況はいかに。

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