昨日のアジア時間では動きなし。日本株もほとんど動かなかった。ドル円は108円台に乗せてはいたが、頭は重い感じだ。私はドル金利の反発を予想しているので、ドルはどこかで拾っておきたいと考えていた。
そして107円台にズッポリ沈んだところで買っておこうと思って見ていたのだが、ほんのちょびっとだけ108円ちょうどを割り込んだだけだった(苦笑)。
ドイツの景況指数は製造部門が悪かった。しかしこれとても想定の範囲内であって、ユーロ安に強力につながる物ではなかった。ユーロに関連する動きとしては木曜日のECB理事会の後のドラギ総裁の発言を待ちたいところ。
ドラギ総裁は任期終了を間近に控えて、きっと緩和方向の地ならし的なことをしゃべることが期待されているからだ。1.11台のミドルよりも下のユーロドルを売り込んでいくならば、もっと安くなってから売っても遅いということはない。
なにしろここしばらくのユーロドルの下値では1.10台はまったく見ていないのだ。いうまでもなく1.1100に近づくにしたがってテクニカル的なサポートが働くに決まっている。ビッドがそれだけ出てくるということだ。私自身がにわかにドルブルになっているので、ユーロドルは売りやすい。1.1096とか喜んで売っている姿が、目に浮かぶようだ。
また昨日は米国株が史上最高値を更新して、そのまま高値引けした。来週に控えた利下げ期待に加えて、引け後の決算発表を期待してのことであった。GAFAの一角、フェイスブックである。フェイスブックの決算の結果がどうであろうと、そんなのはお構いなしにお祭り気分みたいなものである。
ニューヨーク時間の午後からは期待だけで株価が持ち上がったのだ。それまでに出てきていたキャタピラーやボーイングなどは米中貿易の影響を受けて減速しているのが明らかではあるが、市場の失望感は限定的。悪いものは見ないようにしている。
そしてフェイスブックも50%近くの減益を強いられたのに、悪材料として捉えられていないようである。市場の目はすでに次の決算発表に向かっており、今晩はグーグルやアマゾンなどの別の大どころが控えている。
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