昨日は東京クローズ後に香港からの報道で、逃亡犯の引き渡し条例を生成器に撤回するとの話しが出た。これが市場の不安定要素の一因を除くものと考えられ、マーケット全体がリスクオンに傾いた。グローベックスでは米国株が急伸。米国株は前日に下げていたロス分を、ほとんど取り戻してしまった。
アジア時間で105円台も見せていたドル円はしっかり。しかし上げのペースは実に遅い。材料が出たところだし、株価も高くなっているので私もドル円をつまんでみようと思ったのだが、あまりにも上げ方が鈍いので夜まで待つことにした。これから始まる欧州市場でもイギリス議会という不安定材料が残ってもいるからだ。
そのイギリスポンドもメクリ上げが続いている。もう1.20台割れもなさそうな雰囲気である。合意なき離脱を回避するための延期法案が順調にパスするものと思われているらしい。延期して目先の混乱は避けられても、抜本的な解決になるわけではないのに。
ニューヨーク時間に入ってもリスクテークの流れは変わらずで、米国株はそのまま大幅高のレベルでスタート。次の問題であるイギリスの議会では、まずはBREXITの延期法案が通過した。次はジョンソン首相の持ち出した解散総選挙の扱いに関心が集まった。その間にもポンドが強烈にショートカバーを浴びて、大幅上昇となっている。
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