昨日はクリスマス当日で、世界中がお休み。東京市場でもほとんど動かなかった。海外ではもうプレーヤーがいなくなるので、まったく動かない。また突発事項も何も出てこなかった。
今年ももう残りは4営業日である。2019年が終わりそうになって今年を振り返ってみると、今年はなんともリスクテークの1年であったことになる。米国株は年初から2割以上も上昇している。
さらに12月になっても、まだ史上最高値を更新している毎日が続いている。むろん昨年に高まった米中の貿易戦争がもたらす不透明感の反動であることは言うまでもない。
それに絡んでドル相場が高い。ドル金利は今年は3回の連続利下げをしたのにである。今年の利下げは去年まではまったく想定されていなかった。市場価格にも織り込まれていなかった。だから今年になってからの新規の材料のはずである。
その金利が下がった分だけ、ドルの価値も下がってよさそうなものなのに、12月終盤の段階では109円台でステーブルである。次のFEDのアクションがあっても、それが利上げだろうといわんばかりである。それには株高によるリスクオンの効果があろうと考えられる。
市中で取引されているドル金利も12月に至るまでにだいぶ上昇してきているのも事実だ。あとは市場が催促しているように、現実の金融政策が追随してくるかどうかである。おそらくそれが来年のドル相場のテーマになるだろう。
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