昨日は日本がお休みだったが、相場のほうはよく動いた。週末にイタリアや韓国での感染者数の急増が大々的に補いじられたので、週明けのマーケットはリスク回避の姿勢が強まった。
早朝の為替相場ではドル円が111.5とかでやっていて、これは先週末のニューヨーククローズから見ると30ポイントほど下げている状態だ。ちょっと遅れてグローベックスセッションも始まるが、やはり米国株も先週の安値を下回って、マドをあけて大きく下げて始まった。
しかしドル円は朝いちの値段が底となっており、すぐに111.65あたりまで値を戻してきたのである。米国株は安いままだったのだが、それでも下げ止まっているという都合の良い解釈を選んだのかもしれない。また下がらないのにじれて、朝から売り込んだ連中のショートカバーもかさなったのかもしれない。
私としては米国株の戻りのなさのほうを重要視していた。いつもならばすぐに楽観的な見方に転じるのに、今回がそれがない。お昼までには米国株が一段安してきたので、さすがに私もドル円を売ってみることにした。111.50アッパーで売れたことは嬉しいが、ぜんぜん下がらないドル円をショートで持っているのも気味が悪い。
ウイルスの根源である中国株が下がっていかないから、目に見える範囲でのリスクオフに及ばないのだろう。中国株の代表である上海株価指数は3000の大台でやっており、これは去年の12月に第1弾合意にいたって以来の高値圏でもある。
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