月曜日に大きく米国株が上がったのは、1日での感染者の増加数が減ってきたからであった。感染拡大がおさまったと解釈されたからだ。しかしこれとてもかなり楽観的な観測であることは言うまでもない。いつ何時、過去最多を記録するかわからないからである。
しかしマーケットは先走ってリスクテークが盛んになった。それだけ自粛ムードに倦怠感が拡がっており、投資家サイドにも買いたくて買いたくて仕方のない意欲が、一気に現れたようであった。
それが継続して昨日のマーケットもアジア時間から大いにリスクオン。夕方の日本の緊急事態宣言や安倍首相の会見では、もうリスクテークがおさまらない状態となっていた。グローベックスでの米国株はさらに一段高し、日経先物も当日の安値から見て1000円以上の値上がりを演じていた。
ドル円も108円台の後半でステーブルだったのが、欧州時間では109円台乗せ。背景に株高もあったことなので、私もドル円のロング攻めを敢行した。しかしドル円は思ったほど伸びず、109.10あたりまで。
みんなが同じ相場を見て同じ判断を下しているだろうから、同じ方向のポジションもたまりやすい。上がらないものは売るしかない。それで徐々に上値サイドの重さが加わってきて、108円台に逆戻りした。私もドル円のロングはやめさせられた。
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