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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

米大統領選、討論会はバイデン氏に軍配?
メディアの論調よりも浮動票の行方に注目

2020年10月01日(木)16:17公開 (2020年10月01日(木)16:17更新)
西原宏一

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■10月相場がスタート! 11月3日の米大統領選挙に注目

 みなさん、こんにちは。

 本日から10月がスタート。2020年も、あと3カ月となりました。

 日本では菅新政権になって、9月21日(月)のNY市場で、いきなり米ドル/円の重要なサポートラインである104.00円割れ寸前まで下落するステージがありました。

 しかし、同日の日本時間22時過ぎに、どこからともなくまとまった米ドル買いが登場し、104.00円割れを阻止。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(出所:TradingView

 日本株も2万3000円台を保って、日本の半期末を終了しています。

日経平均 日足
日経平均 日足

(出所:TradingView

 本邦勢にとって、今月(10月)からの新しい半期がどういう形になるのかは、11月3日(火)の米大統領選挙が重要なカギを握っています

■バイデン氏勝利なら、強烈なリスクオフの展開もあるか

 振り返ってみれば、今から4年前の2016年の米大統領選挙の時は、世論調査では圧倒的にヒラリーさん優勢。

 そして日本では、仮にトランプさんが大統領に選ばれれば、強烈な「株安・円高になる」というのがコンセンサスでした。

 結果は「ヒラリーさんが選ばれる」という見方も、「トランプさんが選ばれて、『株安・円高になる』」という予測もすべて逆でした。

【参考記事】
レーガノミクス再来か。トランプ次期大統領のトランポノミクスのもと、ドル/円は109円へ(2016年11月10日、西原宏一)
予想どおりドル/円は109円へ。ここからは調整局面。次は112円、来年は115円へ!(2016年11月17日、西原宏一)

 その影響があるのか、今回はトランプさんになっても、バイデンさんになっても「こういう相場になる」という意見が、マーケットでなかなか固まりません。

 個人的には、バイデンさんが勝利し、かつ上下院を民主党が取るようなことになれば、強烈なリスクオフの展開になるのではないか?と想定していますが、民主党を支持している多くの金融機関は、当然、そうはならないという予測が多数。

バイデンさんが勝利し、かつ上下院を民主党が取るようなことになれば、強烈なリスクオフの展開になるのではないか?というのが西原さんの見方 (C)Scott Olson/Getty Images News

バイデンさんが勝利し、かつ上下院を民主党が取るようなことになれば、強烈なリスクオフの展開になるのではないか?というのが西原さんの見方 (C)Scott Olson/Getty Images News

 このあたりについての「コンセンサス」は、今月(10月)中に徐々に固まってほしいところです。

 コンセンサスが固まっていると、選挙結果に対して、「想定どおり」もしくは「その逆」というふうに相場を読めます。

 2016年の場合ですと、トランプさんが選ばれて、「株安・円高になる」というコンセンサスどおりに動かなかったため、ポジションとしては、「株と米ドル/円のロング」で大きな収益を上げるチャンスが出てきたわけです。

 ところが、「どう転ぶかわからない」というのがコンセンサスだと、結果に対して動きにくいため、コンセンサスは統一されてほしいところ。

 この「コンセンサスの合致」という…


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