■リスクオフ環境で米国株は調整局面
日本では、新型コロナウイルスの感染は落ち着きつつありますが、世界的には、新規感染者は増加傾向にあり、感染者数は約3300万人、死者数は約100万人まで増加しています。

(出所:世界保健機関)
これは、リスク回避の材料となりますが、それ以外にも、米議会で追加の経済対策の規模をめぐって対立が続いており、なかなか決まらないこともあって、米国株は調整局面となっています。

(出所:TradingView)
■米ドルもオセアニア通貨もチャートポイントに到達
株が下がると米ドル高となりますが、オセアニア通貨も弱くなります。9月22日(火)に、デベルRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])副総裁が、マイナス金利や為替介入の可能性に言及したことも重なり、豪ドル/米ドルは0.7005ドルまで下がりました。
【参考記事】
●豪ドル/米ドルを戻り売り! 豪ドル高を牽制したRBAの注目人物とは?(9月28日、西原宏一&大橋ひろこ)
●33%急騰してきた豪ドル/米ドルが調整局面入りか! 金の反落に利下げの噂も…(9月24日、西原宏一)
●オセアニア通貨とは? FXで取引できるオセアニア通貨の種類や特徴を紹介!

(出所:TradingView)
そして、上昇が続いていたドルインデックスは、9月25日(金)に、94.74まで上昇しました。
レジスタンスとなる3月安値付近まで到達したことで、それぞれがチャートポイントまで推移し、いったん止まった状態となっています。
【参考記事】
●ドルインデックスは目先、3月安値が目標。それ以上の上昇には、ドル買い材料が必要(9月23日、バカラ村)

(出所:TradingView)
■今週は重要イベントが目白押し!
今週(9月28日~)は、重要イベントが多い週になります。
28日(月)からは、英国とEU(欧州連合)の9回目の通商交渉が行われており、日本時間30日(水)午前には、米大統領選の第1回テレビ討論会が開催されます。
【参考記事】
●米大統領選とは? 制度のしくみや特徴、米ドルなどの為替相場や株価への影響を解説
さらに、半期末ということもあり、特殊要因で動く可能性にも気を付けるべき時です。
また、経済指標では、10月1日(木)にISM製造業景況感指数、2日(金)には米雇用統計の発表があります。
【参考コンテンツ】
●FX初心者のための基礎知識入門:ISM
●FX初心者のための基礎知識入門:米雇用統計
英国とEUの通商交渉は、ジョンソン英首相が…
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