昨日はニューヨーク時間では、ここ最近の続いているいいとこ取りの流れが強まった。追加景気対策の合意が部分的にも週内にまとまるのではないかということ、ファイザーに加えてモデルナのワクチンも早期の承認の運びになりそうだということ。
そしてFOMCが緩和姿勢を強調したまま終わったので、それがどうしようかと迷い気味であったプレーヤーのリスクテークの背中を押すことにつながった。米国株の主要3指数は並んで史上最高値を更新してきた。リスクに敏感とされるクロス円も、総じて高い。
クロス円の高値張り付きとともに顕著になってきているのが、ドル相場の下落である。ドル円はそれほども下がっていないが、ユーロドルはついに1.22台の後半まで突き進んでしまったし、ポンドドルもBREXIT問題を抱えているにもかかわらず1.36台まで急伸している。為替と言ってよいかわからないが、ビットコインもたいへんな上昇を演じている。
私もドル売りの流れにはついていきたいと思い、欧州時間からドルの売り場を探していた。最初はドル円でショート攻めしていたのだが、どうにも簡単に102円台に差し込んでいかない。ちょっと突っ込んでもすぐに戻ってくる。そこで途中でユーロドルのロングに方針を変えた。1.22台に乗せてきてからは大きなディップを見せていないからでもある。
しかしユーロ上昇のスピードは遅かった。自分がユーロロングを持って画面を見ているせいもあるのか、実にユーロロングがたっぷりとたまっているように見えて仕方がない。ニューヨーククローズの近くまで持ちきったが、いったんは利食い売りした。
それでも依然としてユーロドルは買い向かっていっていいと思っている。だからスタンスは変わらない。昨日の高値、すなわち今年の高値を上抜けしてきたら、また買っていきたい感じである。
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