週明けのグローベックスではリスク回避の方向で始まった。それは週末に出た中国の景況感の悪化も寄与している。そもそも株をロングで持っていづらい状況にあったのだから、米国株が安値攻めするのも仕方のないことであった。
しかし徐々にやり過ぎ感も台頭してきて、日本株を始めアジア株が持ち直してきた。先週までは換金のためのドル買いが主体だったが、ここにきてリスクオンによるドル円やユーロ円の上昇となってきた。
投機のほうは米国株ではおさまったようで、それが市場に安心感を与えた。週明けの米国株は早朝から買い進められて、かなり高い地点からの出発となった。再び問題が噴出すれば、早急に相場が崩れる。それを見守っている中で、昨日は何も変なことは起こらなかった。しして継続的に株買いが出てきて、米国株はほぼ大幅高でほぼ高値引け。
投機熱はどこに行ったのかと思うと、銅価格が10%近くの急騰を演じている。ついでに銀もものすごい勢い上がってきた。投機熱は簡単には冷めないようだ。まだまだ資本市場でも要注意である。
さて今晩は企業決算で大きなところが出てくる。ニューヨークオープン前にはファイザーやアリババ、引け後にはアマゾンやグーグルといったところである。先週のアップルやフェイスブックの出たときには好決算にもかかわらず反応しきれなかったのは、投機熱が問題になっていたからである。今回は過熱感が落ち着いてきているので、素直に反応するかもしれない。
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