週末金曜日。
本日の為替相場の焦点は、『米雇用統計』にあり。
『雇用統計』はあらゆる経済指標の中でもっとも注目度が高い。
『雇用統計』の中でも注目されるのは「非農業部門雇用者数」と「失業率」。特に「非農業部門雇用者数」の注目度は高い。また、「非農業部門雇用者数」は予想とのブレが大きくなりやすい指標でもあり、サプライズが起こりやすいのが特徴。また、当月の数字と共に前月と前々月分の修正値も発表され、相場を動かす材料となる。
「非農業部門雇用者数」と相関性の高い『ADP全国雇用者数』は、市場予想値−3.0万人のところ、+4.0万人という結果になっている。数字そのものではなく市場予想値に対する結果の方向性が当たりやすいともいわれている。
その他、
・本日は週末金曜日であること。
・前日のNY株式市場が前日比200ドルを超す上昇で終えたこと。
・円安傾向が続いていること。
・トリシェECB総裁のコメントでユーロ圏の金利先高観が高まっていること。
以上の点に気をつけたい
★本日の注目材料
→米国以外
加)失業率/雇用ネット変化
→米国
米)雇用統計
★今週の為替相場の焦点
・ISM指数や雇用統計を中心とした米国の経済指標
・インフレ懸念や景気後退懸念、信用不安などのセンチメントの動向
・NY株式や債権、原油・商品など他の金融市場の動向
・英国やユーロ圏を中心とした各国の政策金利発表
・ドル買い・ドル売りの傾向、レンジ相場の継続とその行方
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 | ||||||||
19:00 | 独)鉱工業生産 | △ | +0.4% | -0.5% | ||||
20:00 | 加)失業率 | ◎ | 6.1% | 6.1% | ||||
↑・雇用ネット変化 | +0.85万件 | +1.92万件 | ||||||
21:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | -6.0万人 | -2.0万人 | ||||
↑・失業率 | 5.1% | 5.0% | ||||||
23:00 | 米)卸売在庫 | BB | +0.5% | -0.1% | ||||
28:00 | 米)消費者信用残高 | B | +69億 | +153億 | ||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
18:00 | ス)ジョーダン:SNB理事◆講演 | |||||||
24:15 | 米)エバンズ:シカゴ連銀総裁★講演 | |||||||
26:30 | 米)ブラード:セントルイス地銀総裁★講演【住宅市場】 | |||||||
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今週→ドル買いヨリ 昨日→ドル買いヨリ 雇用統計次第だが、ダウンサイドリスクをはらみながらも「ドル買いヨリ」傾向が継続しそうな勢い。
今週→ドル買いヨリ 昨日→ユーロ買いヨリ トリシェECB総裁のコメントで金利先高観噴出。今日は雇用統計次第もテーマに乏しい中、金利先高観は大きいだろう。
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